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まつもと の投稿された作品が726件見つかりました。
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夜這い (七)
金曜日の朝は、早く目覚めた。朝食の干物をあぶり、タマゴとノリを添える。母屋と健司、二基の仏壇に仏飯を上げる。義父母に告げると何時ものように三人食卓に着く義父はみそ汁に口をつけハア〜〜っと息を吐いたそれ以外は三人とも無言だった。。。。片付けは義母の仕事だ。義父は新聞を読んでいる私が玄関を出る時、籐ミイが掛けられていた。「行ってきま〜す!」いつものように家を出た山の急斜面を港まで、小さな小川が流れて
美菜子 [4,663] -
夜這い (六)
義父は、健司が存命の頃、裏の漁具置場と僅かな広さの菜園を潰して、私達夫婦の居間と寝室を増築してくれていた。居間に夫の仏壇を置き、廊下で母屋と行き来していた。オシゲ婆さんは裏の鍵は掛けるなと言った。チェックしてみる。勤務の帰りに少し遠いドラッグストアーまで足を伸ばし「生徒の性教育用」と嘘を言い、コンドームを五ダース買った。オシゲ婆さんは、これは自前だと言ったのを思い出したから…。最寄の日曜日には土
美菜子 [4,661] -
夜這い (五)
(サトル?…悟。…あぁ…あの男!)私はオシゲ婆さんの話しを聞きながら、不謹慎にも男のことを考えていた「うんうん!美菜さん、よう三年も我慢したなあ!私しゃ、心配で心配で…健司が生きとりゃのう、いい男じゃったが…死んだモンは帰らん!皆で助け合わんとな!島ん者は。うんうん。島は島じゃ、島ん外じゃ誰も何も言やあせん!言うて困るンは自分達じゃけな。うんうん…悟に頼んどく」私は悶々とした気持ちと長引く話しの
美菜子 [4,700] -
夜這い (四)
島のお年寄り達は暇だ。高速フェリーの接岸桟橋に面して、郵便局、老人憩いの家、自販機、小型スーパーを兼ねたたまり場がある。元気な者は一日一回は顔を出し、元気な自分を皆に見せるのが挨拶となっている。家で作ったお茶受けを持ち寄るのも恒例なのだ。二日も顔を見ないと大騒ぎとなる。女達の長老に、オシゲ婆さんと言う名前の婆さんがいた。島の女達の団結を強い。町の女は所詮よそ者であるが私は完全に島の女として認めて
美菜子 [5,874] -
夜這い (三)
魚の干物やイリコ等を乾燥(日干し)させる籐で編んだ「籐ミイ」というものがある。漁師の家の必需品である義母は小型の籐ミイを持って戻って来た。「美菜さん、この籐ミイをな、玄関先にぶら下げて置くんじゃ。『今夜はこの家にゃ、男はおらん!寂しいけん、お茶でも飲みに来んかえ』と言う合図なんじゃ。最初にそれを見つけた男ン衆が籐ミイを外すんじゃ。そうしてな、その男が『夜這い』ち言うてな、夜中に来てくれるんじゃ。
美菜子 [5,932] -
夜這い (二)
この、夜這いには伏線があった。夫の三回忌が過ぎた頃、義父が「美菜さん、すまんことだ!三回忌も済ませてくれて!あんたもまだ若い。寂しいことも判る…言いにくい事だが…ワシ達の事はもういい。十分やってくれた…いい人を見つけて、新しい生活を……」と義父は言った、義母は何も言わずに俯いていた「義父さん、そんな事を言わないで下さい!良くしてくれて…私こそ、感謝してます。寂しくなんかありませんよ。それとも…私
美菜子 [9,901] -
夜這い (一)
皆さんは「夜這い」と言う風習をご存知だろうか今年は夫の十三回忌だ。だから、もう十年も前のことだ。毎年、盆が過ぎて朝晩秋の気配が漂い、彼岸花が咲くと思い出す。当時、私は短大を卒業して中学教諭を目指していたがその年の採用試験に洩れて一年間、待機させられていた。産休教諭のピンチヒッターで出身中学に三ヶ月程勤めたが、後は、家業である文房具店の手伝いをしていた。町から 10K程離れた沖合に人口 1500人
美菜子 [9,277] -
餓えてる?女 (了)
駅でサングラスで会い、この部屋でマスクを着けたために冴の素顔を見たのは初めてだった。私は機材の片付けも忘れて一瞬、見とれていた。黙っている私を見て、冴はベットから降りて、私のズボンを足元に下ろした……。私は、敏夫と冴のセックスシーンを撮影しながら何度か勃起を繰り返して今は、半勃起状態だった私のスパッツの上からペニスに頬ずりをしながら冴はため息をついた…。「あぁ、Kさん、下着濡れてます!…見て…い
K [2,647] -
餓えてる?女 (36)
冴が腰で書くサインは、最初のうちはチンパンジーが書いたような、字とも読めないものであったが、何度も微妙に腰を使って書く内にアルファベットになって来た……。冴の淫部に差し込まれたバイブの柄で…手を使わずに腰の動きで書くのだ…腰の動きは卑猥だ!私は、冴の周囲をゆっくり移動しながらカメラを回した。「ああ…敏…さん!…私…これしか…書けない!これじゃ…ダメ?ぁぁ」敏夫はそれでも許さなかった。「んーッ、も
K [2,340] -
餓えてる?女 (35)
「あのね…サインってね手で書くものとは決まってないんだよ…冴さん」敏夫は独り言のように呟きながら作業を続けた。「よし!これでいい!出来ましたよ!はい!これ…サインペンです!」敏夫はニタッと笑って冴に差し出した。バイブの柄にセロテープで固定された口紅。「こ、これ…まさか?敏さん!……これを?…」冴が言うと、「そうです!まさか ですこれで、腰で書くんですエッチはね、とことん、エッチな方が楽しい!」敏
K [2,219]