官能小説!(PC版)

トップページ >> にゃんこ の一覧

にゃんこ の投稿された作品が84件見つかりました。

 
  • まったくもう 6

    「いや、だけどさ、まだ早くないか?」そうだ。 良夜、お前は間違ってるぞ…キスのキの字も知らない僕に教わるなんて、と言いたい口から、苦しい言い訳が飛び出す。「櫻井と付き合ってからでも遅くないだろ?」…。…あれ? 良夜が進化した! トマトから唐辛子へと!! …嘘、嘘…やだあ、この展開…まさか…。唐辛子はほとんど涙目で呟いた。「…ごめん、実は…昨日告って…お、オッケーもらって…」僕は絶句した。そんな…
    にゃんこ  [2,041]
  • まったくもう 5

    人は、余りにもびっくりするとその事実を全力で拒否するらしい。 良夜は止まった。 良夜の頭は真っ白だ。 トマトな顔色が一気に引いた。 …僕は彼を失礼だと思った。 後に引けないと思い、畳み掛けてみる。 「中3の時に付き合ったもんね」良夜の目が、見開かれた まさか、そんな。 そういう目だ。 …僕は彼を更に失礼だと思った。 だから、更に更に畳み掛けてみる。 「いくとこまでいったもん…夏休みに」リアルジョ
    にゃんこ  [1,987]
  • まったくもう 4

    …!!!!! 良夜に、好きなコ?? に、二次元人間に? いやまて、二次元な話かもしれないじゃないか。 「…リアルだぞ」読まれた。 僕の目が語ったらしい。「ま、マジでか」「う、うん…」ま、真っ赤じゃん〜! おい、おい、おい(笑) もちろん聞きたいのはこの先だ。 「ちょ、誰?」良夜は真っ赤だ。 どんなイタリアントマトでも敵わない赤さだ。 「…い、言うの…?」何だよ、こいつ〜(笑) 首筋まで赤い。目が
    にゃんこ  [1,924]
  • まったくもう 3

    学校が終わって、帰宅部な僕らはまっすぐ家へ帰る…と言っても、良夜は俺の家だけど。 毎回なことなので、パジャマは適当に僕のシャツやらジャージを着る。 体格が良夜は華奢だからだぶだぶなとこが、多少傷つく(笑)。 といっても僕はデブじゃない、…多少、ぽっちゃり、くらいかなあ…。 「ただいま」「…いや、お前の家じゃないんだけど」お約束な会話。 母親、至って普通にお帰り〜、の声。 良夜くんいらっしゃい、み
    にゃんこ  [1,726]
  • まったくもう 2

    良夜が僕を見つけた途端に近寄ってきた。 靴から上履きに履き替えている間中、 「なあ、昨日、ようつべでミクたんの歌聞いてて思ったんだけど…」とか痛いこと言ってる。 日に長らく当たってないと思われる白い肌、細い首筋…言ってることと同じくらい痛々しい細さ。「ミクたんとかゆうな」笑いながら階段を上がっていく。良夜お気に入りの二次元彼女は、歌もうたえる万能アイドルだ。…髪が緑色で、変なリボンをつけている。
    にゃんこ  [3,215]
  • まったくもう 1

    風を切る自転車。蒼く輝いて雲ひとつない紺碧の空。 僕は鼻唄を歌いながら、畦道を走っていた。田舎の空気は時折、肥やしの匂いに息がつまることはあっても概ね爽やかだ…修学旅行で行った東京の人混みと空気の汚さを思いだし、複雑な気持ちになる。 憧れがないわけじゃないけど…僕みたいに呑気な奴が渡り合える世界じゃなさそうで気後れしてしまった。 高校二年後半にもなってまだ進路を決めかねている…大学に行くのか、専
    にゃんこ  [2,609]
  • 君に言いたいコトがある 5

    「何をイラついてんだ」俺が肩を掴むと、翔はようやく足を止めた。毛を逆立てた猫みたいな顔で振り向く。「…別に」全然答えになってねえ。俺がそのまま見つめるとようやく諦めたように、ため息をついた。「ごめん…」一気にシュンとしてしまう。それどころか、色白の肌から血の気が引き、青ざめてさえみえた。「お、おい、どした」「…な…んでもない…」ふらついたかと思うと、翔が俺の胸元に倒れこんできた。 力尽きたように
    ねこ …ああ、自分で書いていて展開が解りません(汗)読んで下さっている方、遅くてすみません  [2,926]
  • 君に言いたいコトがある4

    ラブレターを渡せないまま、昼休みになってしまった。 なんか気まずくないか? あの女子、直接翔に渡してくれたらいいのに! 俺は多少イライラしつつドカベンをかっこんでいる翔に声をかける。 「なに?…なあなあ、この冷凍の唐揚げって結構うまいのな〜♪♪」いや、この際唐揚げの情報はいらない。 「ほら、これやるよ」薄いピンクの可愛い手紙を渡す。 俺が恥ずかしいのはなんなんだ…↓ 「…ナニコレ」綺麗な顔が台無
    ねこ  [2,930]
  • 君にいいたいコトがある 3

    「え〜と、中崎だよな。だから、ごめんって」「…なんだよ、拍子が抜けるな…てっきりケンカ売ってるんだと思ったのにさあ」ぶ〜っと膨れている。「違うよ、お前のその髪がさ…目立ってたから」「髪?…ああ、なんだよ…もう。俺のこれ、地毛なんだぜ?俺、クウォーターだし。4分の1ロシアの血が入ってんだってさ…笑えるだろロシアなんて」からっと弾ける笑顔。 くるくる回る表情に魅せられてしまう。面白いやつ! 「なあ、
    ねこ  [2,841]
  • 君にいいたいコトがある 2

    「高橋碧(みどり)です。よろしく…」新しいクラス。必要最小限の自己紹介を終えて、俺は席についたみどり、なんて嫌な名前だ。ガタイいいのに女みて〜だし、嫌んなる。早速、頭の薄い担任が 「いや〜碧なんて可愛い名前だなあ」とか言いやがって、何人かが笑う。ま、毎度で慣れてるからどうでもいいや。…てゆうか…。今朝見たあいつが、まさか同じクラスとは思わなかった。斜め前にいる。キラキラ光る髪、長い睫毛…大きな目
    ねこ  [2,592]
 

新着官能小説作品

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス