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アメージング・ソルジャーの投稿された作品が54件見つかりました。
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恋愛モラトリアム 第六話 10
「・・・・・」「んあ・・・」 少しの間、そのまま動かずに相手の唇の感触を堪能していたものの、やがて二人はどちらともなく顔を離すと見つめ合い、そして。 後は互いを抱き締めたまま、ひたすら口付けを繰り返した。「ん、ん、んむ、んあっ。チュ、チュ、チュ、チュプッ、チュプッ!!」「ん、ん、んっ、んぅっ。チュ、チュプ、チュプッ!!」(す、すっごいソウタの体っ。固くて熱くてムキムキしててっ。凄く逞しい・・・)(
アメージング・ソルジャー [289] -
恋愛モラトリアム 第六話 7
どうしてもその事が気になった蒼太がある日曜の午前中、学生寮の裏手にある小高い丘の上まで二人でちょっとしたピクニックに来た折に思い切って尋ねてみると一瞬、驚いたような表情を浮かべたメリアリアは、しかしすぐにいつもの彼女に戻ると視線を遠くの空へと移した。「・・・なんでも、ないんだよ。なんでも」「そうなの?でも何かあるんだったら・・・」「何でもないって言ってるでしょ!?いいから放っといて!!」「・・・
アメージング・ソルジャー [309] -
恋愛モラトリアム 第六話 9
照れくささと恥ずかしさから俯き加減で発せられたメリアリアの言葉に少年は戸惑いつつも必死に頷き返すがそんな彼の仕草に堪らなくなって少女は再びキスをする。 すると徐々に嬉しさの出て来た蒼太もまた、彼女の頬に口付けを返すがそれに対して少女は一瞬、驚いたように沈黙してしまった。「・・・・・っ!!」「あ・・・」「・・・ナマイキッ!!」 怒られるかな、と思ったけれどもメリアリアは怒らなかった、むしろ一層激し
アメージング・ソルジャー [315] -
恋愛モラトリアム 第六話 8
「?」「な、何て言うのかな、ぼく、あの、何て言うか良く解らないんだけど、でも!!話せば楽なるっていうか、その・・・!!」「・・・ぷっ!!」 あはははははっ、と思わずメリアリアは笑ってしまった、彼の切羽詰まった顔が、余りにも面白かったからだ。「クスクス、そうだよね、話せば楽になるよね。・・・ソウタ」「?」「ありがとっ!!」 チュッと暖かな感触がして唇がほっぺに押し当てられるがメリアリアが蒼太にキスを
アメージング・ソルジャー [333] -
恋愛モラトリアム 第六話 7
どうしてもその事が気になった蒼太がある日曜の午前中、学生寮の裏手にある小高い丘の上まで二人でちょっとしたピクニックに来た折に思い切って尋ねてみると一瞬、驚いたような表情を浮かべたメリアリアは、しかしすぐにいつもの彼女に戻ると視線を遠くの空へと移した。「・・・なんでも、ないんだよ。なんでも」「そうなの?でも何かあるんだったら・・・」「何でもないって言ってるでしょ!?いいから放っといて!!」「・・・・
アメージング・ソルジャー [299] -
恋愛モラトリアム 第六話 6
(なに、いつかはなれるだろう。そうでなければ死ぬだけだ) あるいはさっさと尻尾を巻いて逃げ出すか、それもまた本人の選択であり他人がどうこうできる領分でもなかった、現に彼女と同期で今現在も現役なのは十指に満たず、後は政府高官として現場を離れたか、もしくはトラバーユしたか。 いずれにせよやる気もないのにいられても目障りなだけでありその辺り、セフィアリアは徹底していたがそんな視線とプレッシャーとを受け続
アメージング・ソルジャー [356] -
恋愛モラトリアム 第六話 5
そしてその気持ちはセフィアリアにも痛いほど良く解るモノだったがしかし、同時にここを乗り越えられなければこの先、とてもの事ロイヤルオーダーとして生きて行く事が出来ない事もまた、彼女は良く良く思い知っておりそれ故にメリアリアがどう言った決断を下すのか気掛かりだった。(私では、この子の不安を払拭してあげられない・・・) 流石はNO,1オーダーだけあってセフィアリアは正確に、この幼い愛弟子の心情を見通し
アメージング・ソルジャー [291] -
恋愛モラトリアム 第六話 4
「それでもやらなくてはならないんだよ」「はい・・・」 リブとなって早二年、一年半前に犯罪組織の壊滅任務でデビューし、以後はセフィアリアと共同ではあったけれども着実に成果を挙げていたメリアリアの表情はしかし、どうにも浮かないものだったが、彼女とてこの役目の重大さが解っていない訳では無く、むしろ国民達の平穏を影日向に守り抜いてきた先達に畏敬の念すら覚えた、だが。 それでも怖い、正直言って怖いのだが当た
アメージング・ソルジャー [332] -
恋愛モラトリアム 第六話 3
この内モンスターとはかつて人間であった者が堕落したり、または人々の邪念が凝り固まって生み出された文字通り人外の化け物であったがこいつらは倒されるとそのエネルギーが結晶化して宝石となったり、あるいは珍しい鉱物と化す事があってそれらを専門に拾い集めて金に換えるのが“冒険者”と呼ばれる存在であった、通常彼らは皆“ギルド”と呼ばれる国の商会連合に入会して登録を済ませ、それから活動することが決まりとなって
アメージング・ソルジャー [300] -
恋愛モラトリアム 第六話 2
またそれと前後して“ねえソウタ”と言い掛けてしかし、“なんでもない”と止めてしまうという行動も度々、見られるようになっていったがそもそも彼女は思わせぶりな態度をとるような女性では決してないし、また大切なことは例えそれが言いにくい事であってもキチンと言うタイプの人間である。 ただ一方で、人様に迷惑を掛けまいとして気丈に振舞い、一人で抱え込んでしまうところもあったから、きっと何か物凄い悩みを抱えてい
アメージング・ソルジャー [263]