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ニャンコ〜意外と長くてスイマセンでした(>_<)個人的には書いてて楽しかったです〜!mixiでの広がり嬉しい限りです、気になる方は是非遊びにきて下さいね☆ ではでは…☆☆ の投稿された作品が233件見つかりました。
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紺碧の空に星 6
「僕は…ねえ、英士…」息も出来ないくらい、強く理央を抱き締めていた。 「僕は…春臣を…愛せなかったんだ。ずっとずっと憎んでいたんだよ…。彼の悲しみを理解できずに…僕を犯し、憎む彼をひたすら嫌って。母さんや父さんが彼を無視するのを気にも止めずに甘やかされていた癖に。僕を…愛してくれていたと…気づいた時にはもう…と、取り返しが…つかなくて…何もかもを終わりにしたかったのに、僕は生きてる」理央は少し緩
にゃんこ [1,261] -
紺碧の空に星 5
指に力がこもっていく。 白い首筋に食い込んでいく 自分のものにならないならいっそこうして…。 全てを手に入れる為にはこうするしかない。 でも。 本当にそうだろうか? 力を入れた僕の手首を労るかのように、そっと理央の指が触れた。 僕は…。 震える両手を離した。 そして、倒れるように咳きこんで壁にもたれた理央を引き寄せ思い切り平手打ちにした。 空気を切り裂く音。 理央の唇が切れた。 驚きで目を見開く
にゃんこ [1,508] -
紺碧の空に星 4
「引っ越してから僕は春臣を消した。僕は僕の望む、綺麗な人間になった。でもさ…でもさ…いつだって怖かった。僕の汚さがいつ露呈するんだろうって。存在自体が汚いと誰かが気づくんじゃないかって。生まれちゃいけなかったのに。英士、僕は望んだんだよ。僕という人間に終止符をくれる人を。僕に流れる悪に気づいたのは君だけだった」理央は立ち上がり、僕を見下ろした。 「君を利用したんだ」氷の声。 「抱かれていた時も、
にゃんこ [1,538] -
紺碧の空に星 3
母さんは何事もなかったかのように僕に接した。 はじめから「春臣」など存在しなかったように。 そのうち近所の噂話に耐えられなくなったから、引っ越しをすることにした。 でも本当は、春臣の痕跡を消し去る為だ。 あの人達にとって、子供は僕だけなんだろう。 引っ越しをするときに、春臣の部屋を片付けてながら鍵のかかった戸棚を僕は、とりつかれた様に懸命に工具でこじ開けていた。 気になっていた。 昔から。 そし
にゃんこ [1,351] -
紺碧の空に星 2
警察も、簡単な調書しかとらなかった。 何しろ春臣は「自供」していて、思ったより軽い傷だった母親も、警察の見解に間違いがないと同意したからだ。 僕は…黙っていた。 春臣との約束だから? 怖かったから? どれもそうかもしれない。殺したいほど憎くて仕方なかった春臣への復讐…? それなら、なんで僕は辛いんだろ? なんで春臣のいない、春臣の部屋に来るんだろ? なんで真実を語らない母親が憎いんだろ…。 何で
にゃんこ [1,408] -
紺碧の空に星 1
春臣に何回も犯されたのに自分自身が穢れたと、感じたことはなかった。 それなのに血液という赤い液体にまみれた両手は熱くて、汚ならしかった。 倒れた母親を見下ろしているのは本当に僕? 春臣が、僕に近づいてきたことにも気づかなかった。両頬に手を添えられるまで気づかなかった。 「理央!」カラン、と包丁が落ちた。春臣が僕を引きずって手を洗わせた。 上着を脱がせて、春臣がそれを着た。 僕はそれをただ見ていた
にゃんこ [1,931] -
妄、想なんです 終
小早川は、僕をまっすぐみた。 僕も、まっすぐ見つめ返した。 「英士がね。俺を見つめていた時から…いつか俺は君に話してしまうだろうって感じてたんだ。誰かに、言ってしまいたいと。俺の…話を」小早川の、今までの捉えどころのない茶化すような声音が消えた。 凛とした声。 僕は小早川の向かいに座り込んだ。 「春臣は…血は繋がらない兄で…」理央の目から、予告なく涙が落ちた。 「父さんの連れ子で…僕とは五つ離れ
にゃんこ 〜妄、想なんです、から紺碧の空に星、に変わります。 [1,235] -
妄、想なんです 22
真っ黒な少年が入り口に立っている。 白い肌が、一際目立ち儚いくらい華奢だ。 僕は静かに彼を眺めていた 彼は僕に気づいて、笑みのない目を瞬かせた。 しん、とした朝に見つめあう僕らはそこに緊張の糸が張られていくのが見えるよう。 理央は直感で、いつもの逢瀬…情欲だけの逢い引きとは違うと理解した様子。 僕は黙って鍵穴に差し込み滑りこんだ。 理央も続く…。 薄暗い部屋に僕らは佇んでいた。小さな微笑をみせ、
にゃんこ [1,513] -
妄、想なんです 21
わかった。 肌寒い日曜の朝。 頼れる情報網から導けた結論。 小早川理央の兄が、犯罪者らしいこと。 その事件のせいで引っ越してきたこと。 小早川の秘密。 そこに根深い何かがある。 寝転がり、天井をみあげていると携帯が震えた。 暇なら きて 僕はゆっくり起き上がり、ポケットに携帯をしまう。 行くよ。 どこへでも。 爽やかな朝の匂いも、澄んだ青空も、鳥の囀ずりもいらない。 僕にとって世界は理央によって
にゃんこ [1,193] -
妄、想なんです 20
私、実は片思いしているんです…。 小早川理央君が、大好きで…だけど彼のことを何にも知らなくて。 何でもいいから知りたいんです。 誰か教えてください。 そんなメッセージを送ってからさらに待ち…。 ようやく、巣に飛びきりの餌がかかった。 同じく小早川が好きな、というより憧れている女子だ 私もですぅ〜(≧▽≦) という返信に続くかったるいやり取りのあと 理央たんは、確か三年くらいまえに引っ越してきた
にゃんこ [1,158]