官能小説!(PC版)

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  • 俺の生きる意味 25

    俺が手術して数ヶ月後。 蒼星は相変わらず忙しそうにしてるが必ず俺のところにやってくる。 『また来たのかよ…まだ1時間しか経ってないけど?』 俺も文句は言うが 「1時間も経ったんだ」 嬉しくて仕方ない。 そして必ず頭を撫でていく。 「元気そうで何より!」 そう言ってまた仕事に戻っていく。 「そだ!秋仁。明日退院していいって許可出たよ!」 『マジ!?』 また俺の隣に来た。 「ただし!」 『ただし?』
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  • 俺の生きる意味 24

    俺は夢をみた。 優しい光の中で蒼星が抱きしめてた。 とても心地よくて、安心出来る夢。 だが、俺は痛みで目を覚ました。 切ってるんだから当たり前と言えば当たり前なんだが痛すぎる。 俺はナースコールを押した。 「どうかされましたか?」 『あの…蒼…じゃなくて北斗先生呼んでもらえますか?』 ナースは分かりましたっと言った。 数分後、蒼星が息をきらして部屋に飛び込んできた。 どうやら全力疾走してきたらし
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  • 俺の生きる意味 23

    俺は蒼星が好きなんだと思う。 そうじゃなければ俺は病院のベッドの上なんかに居ないだろう。 治療なんか絶対に受けなかった。 「秋仁っ!?」 手術が終わって目を覚ますとぼんやりした視界に蒼星が映る。 「俺が解るか?」 心配そうに俺を見つめる蒼星。 その横には親が見える。 ぼーっとした意識の中で俺は精一杯の力を振り絞り、蒼星の白衣の袖を掴んだ。 「!!」 蒼星は一瞬驚いたが、すぐに優しい表情をした。
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  • 俺の生きる意味 22

    唇を離すと蒼星の目が開いていた。 「今のが………答え?」 『あっ……いやっ……そういう意味じゃ……』 あたふたする俺に微笑むと蒼星は俺を優しく抱きしめた。 俺が落ち着くのを待って、言った。 「お前……治療…受けろよ」 『え??』 「俺が担当だし、必ず俺が…治してやる。」 そう呟いて、ギュッと強く抱きしめた。 「好きな奴を絶対死なせたりはしない!」
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  • 俺の生きる意味 21

    次に気が付いた時は横で蒼星が寝息を立てていた。 外はすっかり暗くなっていた。 『俺……なんで寝てたんだっけ……確か…庭にこいつがいて……………っ!!!』 俺は自分の布団をはいだ。 もちろん裸。 隣の奴も裸。 俺は頭を抱えた。 『俺……こいつとヤったんだ……』 そう呟きながら蒼星を見た。 《ん!?…こいつ寝てると意外に可愛いんだな。》 そう思っていると無性にキスしたくなった。 そっと近付いて軽く
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  • 俺の生きる意味 20

    なんだか魔法にかけられたような感じがした。 とても優しくて、安心できてる。 俺も蒼星の背中に手をまわした。 それが蒼星のストッパーを外した。 優しく唇にキスをしながら俺を押し倒し、首筋を舐め始めた。 『……ッン!…そこはダメだって!』 首筋が弱いことを知っていて、そこばかり攻める。 それと同時に左手を下に伸ばし、ゆっくりと上下させ始めた。 『ちょっ!!そこは……ッン!』 声を抑えていると 「意
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  • 俺の生きる意味 19

    『んな訳ないだろ!!』 ごまかすためキレたふりをして蒼星に背を向けた。 すると背中に蒼星が抱きついてきた。 背中に温まりを感じていると首筋にキスされた。 急いで振り返ると蒼星の顔がすぐ目の前にあった。 目が合うと指一本動かせなくなる。 ドキドキ… 高鳴る鼓動を悟られないように息をのんだ。 蒼星はゆっくり俺の上に跨がり髪をゆっくりかきわける。 優しく唇にキスをするとゆっくりと俺の上着を脱がした。
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  • 俺の生きる意味 18

    何かされるのを覚悟したが蒼星は何もしなかった。 そのまま横に寝転び俺の髪をいじって遊ぶ。 『髪ばっか触って楽しいのか?』 俺が聞くと蒼星は手を離した。 「嫌だったか?」 少し申し訳なさそうな顔をした。 『嫌じゃないけどなんか子供みたい』 そう言うと笑いながら 『お前の髪気持ちいいんだよ』 そう言いながら髪をぐしゃぐしゃにした。 何か嬉しいと感じた。 俺おかしくなったのか? そう考えていると「お前
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  • 俺の生きる意味 17

    どれくらい寝たのだろう。 目を覚ますと部屋には誰もいなかった。 『……今日はいるって言ってなかったっけ?』 まだ体は少しだるいけどベットから出た。 部屋を出て周りを見渡すが誰もいない。 庭に出ると蒼星が掃除をしてた。 何気なく見ていると俺に気付いたらしく片付けをして近付いてきた。 「まだ出歩くには早いんじゃないか?」 『お前がいなかったから探しに来てやったのに』 俺がそう言うと 「寂しかったのか
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  • 俺の生きる意味 16

    『…………んっ…』 俺が目を開けるとぼやけた視界に蒼星が映った。 「秋仁……大丈夫か?」 蒼星は心配そうに俺を覗き込んだ。 俺は頭がぼーっとしたままだったから返事の代わりに手を軽く動かした。 それに気付いた蒼星は俺の頭を撫でた。 「今日はいるからもう少し寝てろ」 そう言って額にキスをした。 それが何故だか安心できた。 だから身を預けるように俺はまた眠りについた。
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