官能小説!(PC版)

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輪廻の投稿された作品が45件見つかりました。

 
  • new 1

    ―――可愛くないコねぇ…。どうしてあんなのウチに……。(うるさい…)―――仕方がないだろう。兄さんがああなってしまえば…。(……父さん、父さん…!)コンコン丁寧にノックをする音で、どうにか耳を盗み聞きから離せた。ベッドからは起き上がらず、うっすらと碧い瞳をドアに向け、掠れた返事をした。恐る恐るこの部屋の以前の住人が入ってきた。「ティアちゃん、今大丈夫?」「うん、少し眠りかけてた…」碧い瞳をした少女
    輪廻 [2,710]
  • もうだまされないっ! #9

    ――起きて、起きて、保月さん――夢…乃くん?――起きて、早くしないと「……………」「保月さん!!!早く脚をっ!!」サヤが目覚めたのは、体育館の倉庫だった。普段使われていない扇風機が回り、古い蛍光灯がチカチカ光る。「保月さん!!!」目の前に、裸に剥かれた望が、両腕をTの字にされ、鉄棒に縛りつけられていた。「夢乃く……!!!……!!?いや…なにこれ…!!!いやぁあああ!!」サヤはようやく自らの卑猥な格
    輪廻 [5,281]
  • もうだまされないっ! #8

    その日の放課後、サヤのもとへ、望がやってきた。「あ、夢乃くん!」「保月さん…!なんで…!!」望は青ざめていた。「え?」「あいつらが、僕に¨謝った¨んだ……」「本当!良かった…」望は震えていた。「ダメだ…。今度は、今度は保月さんが…」「そんなことしねぇよ…」サヤに平手打ちをされた、背の高い男子がやってきた。「これから女子の方にも謝り行くから、あんたもついてきてくれ」「保月さん……」「謝るとこを見るだ
    輪廻 [4,402]
  • もうだまされないっ! #7

    「夢乃くんに謝って。きちんと下の教室に行って、女子生徒にも謝罪して」「……しょーがねぇなぁ。望にこんな可愛い彼女がいたとはなぁ」舐め回すようにサヤは頭の先から爪先までを眺められた。しかし、サヤは精悍な顔つきのまま、耐え抜いた。「わかったよ…なぁ、お前ら」「だな。謝ってやるよ」「しかしなんで望の代わりなんかしてんだ?彼女の仕事だからか?」サヤはまだ表情を崩さず、言い放った。「彼は、あなたたちにくだら
    輪廻 [4,080]
  • もうだまされないっ! #6

    ついに喋ってしまった。お互いの連絡先まで入手した。二人は自宅に戻って、今日起きた奇跡を反芻していた。そして、焦っていたのは望だった。自分がいじめられているからこそ、彼女と積極的に関わろとは思わなかった。彼女を巻き込むこと¨だけ¨は、避けたかった。つまりだから、恐怖していたのだ。毎朝の彼女の、誘うような瞳に。自分の理性が本能に負けることを、恐怖していたのだ。――思った通りに、魅力的だった。サヤもそう
    輪廻 [4,154]
  • メテオリック・ボーイ 完

    「………だから、この馬鹿げた構想から降りたいんだよ。サヤはその構想通りになんて動いたりしない。華宮さんへの罰も取り消して。あの男子には別の方法を、問題解決策として提案してくれよ」―怒ってる………?―「サヤは…サヤとは俺がきちんと決着を着ける。ここからだって、出ていくさ…。…ああ…」「ユウ…イチ」「サヤ……。キミの問題が解決した」「え…?」「俺はキミを連れてこの街から出る。いや、キミの名前も変える」
    輪廻 [2,655]
  • メテオリック・ボーイ 16

    しばらく経って、馬鹿な俺は。それを確認したくなってしまった。「…なぁサヤ。お義父さんのこと……どうする?」「……湧一って呼んで良い?」「サヤ、大事なことなんだ」「湧一って………呼ばせて…」彼女は泣いていた。急に泣き出したのではない。きっと、ずっと前から泣いていたのだ。誰も彼女のそれには気づかないままだったのだ。「サヤ……。結果、今、華宮さんを犠牲にして、キミは……」「ならどうしろって言うの!!!」
    輪廻 [2,893]
  • メテオリック・ボーイ 15

    この時の、この時のサヤは、俺の言葉を聞いてはくれなかった。聞く余裕がなかった、って言った方が、彼女には怒られないと思う。「サヤ、キミは…」(本当にこんな事を望んでるの?)それからのサヤは、激しく俺のをしごいた。時折、唇と舌先が亀頭に触れる。ゆっくり、たまに速く、くわえては頭を上下して。「サヤ……!!」「……ん………くぷっ…イキそう?」「ぅん…!!」サヤは喉奥にしっかりとくわえこんだ。「ぅあ…!!」
    輪廻 [2,823]
  • メテオリック・ボーイ 14

    「サヤ………ダメだ…」服が擦れる音がしただけだったけど、御ノ瀬くんにはわたしが、彼の言葉を否定していることを理解したらしかった。あなたを巻き込みたくない。―真っ赤なウソだ…。―本当は助けて欲しくて、本当はこんなふざけた現実から、助けて欲しくて。御ノ瀬くんの唇と自分のそれを重ねた時には、感謝の気持ちでいっぱいだった。もちろん、彼には空虚なわたしの顔しか見えていないだろう。構うものか。「あっ…。ぅう…
    輪廻 [3,231]
  • メテオリック・ボーイ 13

    また夕暮れの街を眺めながら、初めてこの部屋に来た時とはまるで違う気分で、わたしは御ノ瀬くんと向き合っていた。「以上が結果だよ。わたしが望んだ通りになった…!」御ノ瀬くんは、静かに頷いた。「サヤ、まだキミの抱えてる問題があるんじゃない?」「……お義父さんのこと?」また彼は静かに頷いた。「キミの抱えてる問題が、今この学校周辺の中で優先度が一番高いんだ」言葉を咀嚼し、意味を理解し、ククッと、わたしは笑っ
    輪廻 [2,799]
 

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