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廻 の投稿された作品が35件見つかりました。
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瞳4
桐也の目が近い気がする。気のせいではなかった。今度こそ拒否しなければ。「ちょっと!!いい加減」泣いていた。桐也の目には涙が溜まっていた。それは桐也の頬をつたって零れ落ちていた。「か、梶乃くん」「ごめん、嫌われたくなくて、俺、どうすりゃいいのか」「お願い、泣かないでよ、私が泣かしたみたいに・・・きゃ」桐也は顔を動かさず理子の足を手で撫でていた。「ダメ!やっ・・・ぁ」理子は思わず声を上げてしまった。
廻 [18,215] -
瞳4
理子は急いでトイレに駆け込もうとしたが、桐也の足にひっかかり転んでしまった。青いブラはあらぬところまで落ちていた。かろうじて制服の中にはある。「梶・・・梶乃くん」「ごめん!大丈夫!?」声は慌てていたが口は笑っていた。「ちょっ!ちょっと!!」麻実が駆け寄ってきた。ヒソヒソ声で理子に話しかけた。「下着!下着!」すぐに麻実が隠しながらトイレまで付き添ってくれたので理子は助かった。恥ずかしさで泣きそうだ
廻 [17,236] -
瞳3
理子はとにかく制服の中まで見通されている気がしていたので下着には気をつけた。派手な色はダメ・・・。濃い色も・・・。しかし毎日下着が白では逆に・・・。完全に梶乃桐也は理子を独占していた。「今日は青いブラ?」ある日突然、桐也が耳打ちしてきた。その耳打ちだけで理子は正常な思考を失っていた。「ぁ・・・・・・うん・・・」なんでこの人にはこんな恥ずかしいコトを言ってるんだろう、(変態!!)声が出ない。本能が
廻 [16,867] -
瞳2
席替えがさらに状況を悪くした。桐也は理子の隣に来てしまったのだった。あの“目”がさらに近づいた。「よろしく」「あ、伊那谷です」「知ってる、理子って名前だろ?」「・・・うん」突き放すような言い方。自分を見つめていたのは気のせいなのだろうか?席が替わり最初の授業。それは始まった。彼がこちらを見つめ始めたのだ。あきらかに自分を。理子は即座に言った。「どうしたの?」「君を見てるだけ」なんのごまかしもなか
廻 [16,807] -
瞳1
高校生のような雰囲気を「彼」からは感じ取れなかった。伊那谷 理子(イナタニ リコ)は学級委員長として、クラスの一部から発せられているただならない威圧感に日々困惑していた。そんな理子の顔を見ながら友人の麻実(マミ)が話しかけてきた。「理子、また彼?」「うん、なんか授業中だけやけに怖いっていうか・・・」「梶乃 桐也(カジノ トウヤ)か・・・大人っぽいよね」理子の友人2人もその威圧感には気づいていた。
廻 [21,028]