官能小説!(PC版)

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輪廻の投稿された作品が81件見つかりました。

 
  • 彼女の望んだ解答 Q15

    準備をし、雪美の運転する車で海に向かう間も、二人は互いに距離感を近づけれずにいた。「先生、のど渇きません?」「私は大丈夫です。きょ…恭太は?」名前を言うだけでどもってしまう。恭太も起きてからまだ一度も雪美の名前を口にしていなかった。なんとも不思議な距離感を、二人は埋めれずにいた。先生と生徒を越えた関係を続ける。そう決意しても、まだ二人には何かが邪魔をしていた。体裁を無意識に繕うためなのか、急激な関
    輪廻 [1,887]
  • 彼女の望んだ解答 Q14

    「………」「………」起きたのはほぼ同時らしかった。雪美の大きな瞳に、恭太は自らの顔を映した。二人はマットレスの上に、掛け布団やシーツを駆使して、簡単なベッドをこしらえて眠っていた。お互いに、あれだけの事が起きた翌日なので、改まると緊張を隠しきれなかった。「お、はよう……」「おはよう…ございます……」お互い起きようと上体を起こすと、脚同士は複雑に絡み合っていた。すぐに離れたが、気まずさが残った。雪美
    輪廻 [1,869]
  • 彼女の望んだ解答 Q13

    話を聞き終え、恭太は彼女にかけられる言葉を探したが、見つからなかった。「内野さんとは後で改めて、結婚式でお会いしました。その時に聞かされました」「?」『あの時、正直…水下さんがすごく怖かったです。雅次さんを…私が奪ったも同然だから…』「そんなことはありません…と、そう言いたかった…。でも、私は幼いままでした。雅次さんを奪ったのは内野さんだと…思わずにはいれなくて…」「………雪美、つまりその後、雅次
    輪廻 [2,007]
  • 彼女の望んだ解答 Q12

    「雅次(マサツグ)さん。私、合格しました…。お願いします、今度こそ…」「ああ…。」私は彼の研究室に内側から鍵をかけました。私は、本当にどうかしていました。私は彼を欲していました。今の恭太に対してそうであるように。「雪美…そのことなんだが…」彼の研究室の鍵は、外側からあっけなく解錠されました。「!?」驚いて振り向いた私の後ろには、助教授の女性が恥ずかしそうに立っていました。「ああ…ちょうど良く帰って
    輪廻 [2,051]
  • 彼女の望んだ解答 Q11

    「美味しい…」三十分後、雪美は約束通り恭太のオムライスを食べていた。「やっぱり体動かした後は腹が減りますね」「なっ何を…!全く…!…お……おかわり」「気に入ってくれましたか?オムライス」「ええ、とても」「あれ…さっきみたいに笑顔でお願いします」「何のことか記憶にありません」恭太は苦笑しながら、オムライスを盛った。あの笑顔は絶対に忘れたくない。忘れないでいたい、と思った。水下雪美は個人的に本当に可愛
    輪廻 [2,256]
  • 彼女の望んだ解答 Q10

    「………っはぁ…恭太…。聞いて…」「厭だ。絶対に。誰に何言われても、先生……雪美に何言われても。俺は雪美をずっと見続けるって言ったろ」「…………恭太が……心配だから…。だから……」「雪美………やめろよ……。…やめろ…」「あっ…!…恭太、聞いて…。はぁ…あ…お願い…」次第に雪美のブラウスのボタンが外されていき、ふっくらした胸の谷間が現れた。恭太が優しくキスをすると、雪美の発熱が恭太の唇を伝ってきた。
    輪廻 [2,450]
  • 彼女の望んだ解答 Q9

    「お前なにしてんの!?こんな時間にンな高級マンションで!」恭太は一瞬で思いついたことを言うしかなかった。「姉ちゃんがここに引っ越してさ!その手伝いやらされてんだ!」どうかマンションの住人には聞こえませんようにと祈りながら、恭太は大声で友人に嘘を吐いた。「…そっかぁ!頑張れよ!」「おお!じゃあな!」恭太は冷や汗を身体中に感じながら、雪美が心配そうに待つエレベーターまで急いだ。「…恭太…!大丈夫でした
    輪廻 [2,273]
  • 彼女の望んだ解答 Q8

    「……っとりあえず、こんなもんですかね」「はあ…」うっとりとした溜め息を、雪美は吐いた。小一時間前とは全く違う部屋が、そこには広がっていた。フローリングの床は艶々と光り、小さめのガラス板を乗せただけの簡素なテーブルですら、高級感を漂わせていた。「ごみ袋、一杯になっちまった…」「ごめんなさい…」これだけ自らの脆弱性を網羅したにも関わらず、まだ雪美には羞恥心があるらしかった。恥ずかしいという言葉を、そ
    輪廻 [2,410]
  • 彼女の望んだ解答 Q7

    「おい…!」「見…見ないで…!」「もっとよく見せろ…!!」「ダ、ダメ…!っや…!!そこは…!」恭太は冷蔵庫の冷凍室に手をかけ、開いた。他同様、一切食料品や飲み物、冷凍食品等は見当たらなかった。「先生……。心配無用どころか、嘘つきましたね?」「いえ、きちんと食事は…」雪美の部屋は想像を遥かに越えた状態だった。高級感溢れる玄関の扉の先には、中年の独身男性のだらしない六畳一間を、思わせる光景が広がってい
    輪廻 [2,897]
  • 彼女の望んだ解答 Q6

    その日の帰り道、恭太と雪美は二人一緒だった。「先生、ちゃんとメシとか食ってんの?熱中症でダウンとか、洒落になんねーしよ」「食事はきちんと摂っているつもりです。室内温度もきちんと適温に保っています」恭太はモゴモゴと喋る彼女に、愛らしさを覚えた。普段、答えの決まっている事柄に対しては高圧的なまでに饒舌に捲し立てる彼女だが、いざ人間味溢れる話をしだすと、人見知りする少女の様にたどたどしい。「きちんと摂っ
    輪廻 [2,644]
 

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