トップページ >> 輪廻の一覧
輪廻の投稿された作品が144件見つかりました。
-
ラック・ガール #11
当時から十年後…。つい最近の事。「そう、辞めるのね…」「本当にごめんね、マスター…。今まで本当にお世話になりました……」「私ももう人気が無くなってきてしまったし……店のお荷物にはなりたくないの……ごめんなさい」ストリップ時代からの戦友たちがどんどんいなくなっていったわ。もちろんこんな間違いだらけの店に引き留めるつもりはなかった。みんなが真っ当になっていくのは少し清々しくもあったしネ。その頃には全て
輪廻 [2,570] -
ラック・ガール #10
「あなたの治療費で最後の貯金もパーになっちゃたわぁ〜」「ぱー………ぱー!!」「なんで楽しそうなのよ!」「おなかすいた…」「そうネ……私たちこれからどうしましょう……」私には最後の最後、奥の手の最終手段があった。「この店自体を担保に、新しい店を立ち上げるわよ!失敗したらいよいよ宿無しね…」今まで働いていた女の子たちに声をかけた。信頼出来る何人かに。違法とか非合法とか、そんな感じの言葉が絶えずつきまと
輪廻 [3,011] -
ラック・ガール #09
「凄いお客さんの数……」(リルナちゃん………)マスターの脳裏に、リルナと出会った日の事がよぎった。ひどい雨の日だったわ。ここが潰れかけのストリップ劇場だった頃…。「誰なの?そこに誰かいるの?」「……………たす…け………て」小さな小さな、幼稚園児か小学生くらいの女の子が、パジャマ姿で、ぐしょぐしょに雨に濡れて、店の裏のゴミ置き場にいた。それがリルナちゃんだった。リルナちゃんはそれこそ死にかけてた。抱
輪廻 [3,000] -
ラック・ガール #08
「さぁ、頑張ってきて、リルナちゃん!」その数時間後には、いつもの衣装にリルナは身を包んでいた。身を包むと言っても、制服などではなく、乳首と秘部の布地が無い衣装だった。リルナのバストに圧され、桜色の乳首は衣装から完全に剥き出しになっており、ピンと勃っていた。「い、行ってきます……!」リルナが舞台に立つと拍手と歓声が店内中から鳴り響いた。「こんばんはーっ!!今日もリルの日です!ぇ……あ、あと四日間!皆
輪廻 [3,000] -
ラック・ガール #07
翌朝はいつも通り起きる事が出来た。「学校行ってきますね!」「あら、早いわネェ。行ってらっしゃい」リルナは通学途中に、蹴人に遭遇した。「久波くん!お、おはよう…!」「藍原か、珍しいな。委員会かなんかか?」「ううん。あ、ほら、まだ数学の今日の宿題、終わってなくって」「そうか、手伝ってやりたいけど、朝練だからな〜」「い、いいよ!私の宿題なんか!だいじょうぶ!だいじょうぶ!」過剰に拒むリルナを、蹴人は笑っ
輪廻 [2,990] -
ラック・ガール #06
「はぁっ!!あっ!!!すごいぃぃっ!!いいですぅぅっ!!!はっ!!あぁっ!!ふっ……あっ!!あぁぁあ〜〜〜っ!!」「へへッ!!締まりが良いぜこのマ○コよぉ!!」「次はケツにぶち込んでやらぁ!!」「オラァ!一人二回までだぞぉ!まだ終わんねえのかぁ!!」「まだまだいるんだぞぉ!」一日目から、リルナは百人近い客を相手にしていた。人気急上昇というマスターの言葉を、リルナは思い出していた。(嬉しいな……。本
輪廻 [3,842] -
ラック・ガール #05
「い、五日連続ですか…!?」「他のコたちにも聞いたんだけど、さすがになかなかOKしてくれなくってネェ〜。困ってるのよ。もちろんお給料は五倍以上出すけど…」「………。マスターが、私でいいなら、是非……」「ホント!?嬉しいわ〜!リルナちゃん今人気急上昇中だしネ!お客さん喜ぶわ〜!」リルナは笑顔でマスターの握手に応じた。内心は不安で堪らなかった。この『店』で『業務』を始めて以来、五日連続の『業務』は初め
輪廻 [3,419] -
ラック・ガール #04
「あっ!!た!溜め息じゃ!!ないよっ!ち!違うの!!」(聞かれた……!?!)「違うのか…?そんなに否定しなくてもいいのに、ヘンなやつだな。相変わらず…」(いつもいつも、あなたのコトばかり…)久波 蹴人(クナミ シュウト)。少女の心を占領し、少女の原動力たる人間だった。「久波くん、週末にメール出来なくて…ごめんね。バスケの試合、見に行きたかったんだけど…」「あ、ああ。まだ地区予選だから、気にすんなよ
輪廻 [3,385] -
ラック・ガール #03
少女は朝まで、束の間の休息をとった。シャワーを浴びて、三日前に着ていた学生服に袖を通し、髪型を整えた少女は、完全に『普段』の女子高生に戻っていた。「あらリルナちゃん、そうしてるとやっぱり普通の女子高生ネェ〜」「マ、マスター。いっつもからかわないで下さいっ!現役の高校二年生ですよ!また来週、頑張りましょう!お疲れ様でしたっ!」少女は髪をポニーテールにまとめ、颯爽と店を出て行った。「あっリルリルじゃん
輪廻 [3,220] -
ラック・ガール #02
「はぁあ…最高だ…」「ナマで出してェ〜」「バカ、そしたらもうヤれなくなるだろが」「また来週ねェ、ヘヘヘ」少女は無意識に体を激しく痙攣させていた。瞳は虚ろに開かれ、どこか一点を見つめていた。「ちょっとリルナちゃん…!最後の挨拶よ…!」男性店長が女口調で少女を小突き、無理矢理立たせた。リルナと呼ばれた少女は、震える脚と、力の入らない腰を両手で抑え、舞台に用意されたスタンドマイクの前に立った。「はぁ…ぁ
輪廻 [3,842]