官能小説!(PC版)

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  • 視線の先 4

    それは昨日の昼休みの時間。教室で談笑している者、校庭でスポーツに興じる者、生徒達は思い思いに過ごしている。沢山の参考書やプリントを両手に抱えた敬司が資料室へ向かう為に廊下を歩いていた時だった。「せんせー手伝いましょうかー?」と生徒に声を掛けられた事は何度あっただろうか。きゃいきゃいとはしゃぐ女子生徒達を軽くかわしながら敬司が廊下の角に差し掛かった時、一人の生徒と正面からぶつかってしまった。手に持
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  • 視線の先 3

    呼ばれた資料室の前。『資料室』と書かれたその下にぶら下がっている名前のプレートを見てヒカルは今日何度目かになる溜息を吐いた。逃げ出したい気持ちは山々だが逃げたら逃げたで後が怖い。羨ましがっていたクラスの皆は知らないのだ。本当の“橘 敬司”という人間を。意を決して目の前の扉をノックすると、中から「どうぞ」と落ち着いた響きの声が聞こえ、中に足を踏み入れると室内は何処と無く薄暗く、古い本の臭いが立ち込
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  • 視線の先 2

    ヒカルは成績優秀とはお世辞にも言えないが、授業は普通に受け、不真面目な態度をとるような生徒ではない。数日前には敬司の授業も真面目に受けていたのだ。しかしこの日、ヒカルが敬司の授業を聞かなかった理由は昨日起こった出来事が起因している。嫌なら授業をサボるという選択肢も考えたのだが結局のところそんな勇気も無く、授業に参加したものの敬司の顔をまともに見る事が出来ず、今の状態に陥っていた。敬司の声を意図的
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  • 視線の先

    いつもと変わらない授業風景。教科書を読みあげる教師の声と、黒板に文字を刻むチョークの音を聞きながら、相澤 光(アイザワ ヒカル)は窓の外を眺めていた。ヒカルの席は教室のほぼ中央にあり、窓の外を眺めようとしても殆んど見えるものなど何も無い。だから“眺めていた”と言うよりは“向いていた”と言った方が正しいだろう。授業を受ける気が無いというわけではない。前を見る事が出来なかったのだ。その最たる理由は―
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