官能小説!(PC版)

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ぺぺんたの投稿された作品が138件見つかりました。

 
  • 四本で千円です 4

    「ほら、……で、……な…でもって…」(@ω@)や、やめて〜! 大庭さんの低めの声が耳元を擽る…。 煙草と香水の混じった匂いがする。み、妙にエロイ! 「し、仕事、しましょ」「なんだよ、…あ、お前…感じちゃったとか?」…か、…ばっばっ! 「馬鹿馬鹿しいっ!ち、違いますよっ」「ふぅーん…」大庭さんはようやく離れ…たかと思うと、頭一個分背の低い僕の肩に屈んで顎を乗せてきた。 「やっぱ…」「え?」ち、ちょっ
    にゃんこ [1,653]
  • 四本で千円です 3

    遅番が来て、月に一度の面倒なストック整理を僕らがやるとゆーので、上機嫌で押し出されてしまった。 マイナーな店でも本数は相当あるし、軽く二時間はかかる作業で…。 しかも鬼と一緒になんて… う〜泣きたい(;ω;) 「行くぞ、ぽっちゃり」「ぽ…は、はい」ぎい〜!! 寒くてこぜまいストックルームへ向かう僕ら。 寒い、予想以上に。店の奥まったところにあるココは暖房も届かない僻地埃っぽいし。大庭さんは無言で棚
    にゃんこ [1,490]
  • 四本で千円です 3

    思えば入った時から変な人だった…。 よろしくお願いいたしますって頭下げたら いきなりその頭叩かれたしスパンって。 大庭さんは大学生だけど凄く大人っぽいし、確かにかっこいいからちょっと憧れててさ、んで働くならマイナーだけどこの店でって思って来たのに。 僕がお客さんだった時は凄い笑顔で「あーした」って言ってくれてたのにぃ。 だらっしないパーカー来てても、たまにバシッとした格好してても、これだけは言える
    にゃんこ [1,304]
  • 四本で千円です 2

    「…ラッキー、って思っただろ…」「いーえ!そんなことないですっ!」(`・ω´・…キッパリ。 言ってみたけど多分通用してない。「えっと…大庭さんて…どんなDVD見るんですか?」とりあえず何か話さないととか思って振ってみる。「AV」…(_´Д`)… あ、そう…。 その何とも言えない間に電話が鳴った。 すかさず大庭さんが出る。「はい。あ…そうですか…いや大丈夫です。ちょっと待って………ええ、鈴木君もオッ
    にゃんこ [1,555]
  • 四本で千円です 1

    あー…嫌だな〜(>ω<) バイト先のDVDレンタルショップにて僕は相当〜に気まずかったのだ。 だって…コノヒト、変なんだもん…。 コノヒト、こと大庭 凪(ナギ)はしらあっとした顔で接客している。「あーした」↑ これ、大庭さん流の「ありがとうございました」本っ当にやる気のない人。 そっと伺うと、眼鏡の奥の目がキラリと輝いた。「なんだよ、鈴木蒼(あお)〜!」こ、こわっ(゜д゜;) 「い、いえ、別に」ヤ
    にゃんこ [1,489]
  • さよならは五分前 最終回

    頬に流れる雨と涙。 俺は何を失ったんだっけ? 手に持った傘。 まるで何かの存在に後押しされたように急に買ったこの傘。 いまは必要ないどころか、忌まわしいものにさえ見える…だが、なぜ? 目を閉じると、強い光を持った誰かの目。 どうしてそんなふうに俺を見つめるんだ? 頭が割れそうに痛い。 海斗は両腕で頭を抱えた。吐きそうだ。 フラッシュする、ないはずの思い出。 柔らかな頬にかかる髪…涙のあと…喪失のあ
    にゃんこ 〜予想だにしない長さ…反省ですww読んで下さった皆様、ありがとうございました! [1,068]
  • さよならは五分前 33

    雨だ…。雨が…降ってる。矢倉海斗はコンビニの椅子に座り、そこから外を伺っていた。そうだ。 迷っていたんだ、傘を買うか買うまいか。 家は近いんだ、我慢してもいい。 時計を見ると10時5分。 なんだろう。なぜ俺は、こんなに。気持ちが落ち着かない、まるで何かを置いたままわすれているみたいだ。気分を落ち着かせる為に、やはり傘を買うことにしたたかが五百円じゃないか、契約も決めてきたんだ、ケチケチすんな。傘を
    にゃんこ [837]
  • さよならは五分前 32

    堕ちる。 ずっと墜ちている。 ふと見上げると、大きな光の亀裂が入っていた。 バラバラと世界の破片が身体の横を通りすぎる。 「簓、これ…夢かな」ゆったりと胸元に頭を押し付けていた簓はニッコリした。 「そうかもね」暖かい身体、心を満たす彼への想い。 ゆめ? 那由多の暗闇のなかで見ている不条理な夢? もしそうなら、なんとかけがえのない夢だろう。 「優しい目だね、海斗…なに考えてるの?」愛してるって感じて
    にゃんこ [982]
  • さよならは五分前 31

    地面は揺れ、ぱっくりと穴を開けた。 二人は抱き締めあったまま底へ底へと墜ちていく。 不思議の国のアリスのようにまっすぐに。 墜ちているにも関わらず、その感覚は全くない。 宇宙空間で浮いているようだ。 このまま死ぬのか? それとも今度はひたすら落ち続けるのか? 海斗はしっかりと簓を抱いたまま、目を閉じた。 なんにせよ、二人一緒だ。 死ぬにしても。 「海斗」ノイズが収まった無音の世界で簓の声が鼓膜を震
    にゃんこ [1,214]
  • さよならは五分前 30

    外に飛び出した二人は道路の真ん中に立ち、顔を見合わせた。 「海斗、温度が…」「ああ」ここにきてから一定だった温度が変わっていた。 「寒い…」簓の震える肩を抱き寄せ、耳障りな音を振り払うように首を振った。 「どうなってんの?」ガチガチと歯を鳴らしながら簓は青ざめていた。 「上着とってくる」二人は取ってきたジャケットに身を包み、それでも寒さに白い息を吐きながら佇んでいた。「怖いよ…」ザザ…ザザザ…
    にゃんこ [1,241]
 

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