官能小説!(PC版)

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アメージング・ソルジャーの投稿された作品が32件見つかりました。

 
  • 恋愛モラトリアム 第一話 3

     一目で極東の人間であると解る彼の体躯はしかし鍛え抜かれており、また精悍な面持ちのその顔にもホッとする人懐っこさが滲み出ていてどちらかと言えば優男であろう、スクールカーストでも上の下に食い込めるルックスの持ち主であると言っても良い、・・・唯一、そこに不似合いな、大きな向かい傷が付いている事以外は。「ソ、ソーくん。私と相合い傘がしたいのね!?」「いや、そうじゃなくてですね。風邪を引いたら困りますから
    アメージング・ソルジャー [412]
  • 恋愛モラトリアム 第一話 2

    「今日は雨だねぇ〜」「他人事みたいに言ってないで。ほらナナミさん、傘に入って下さい、濡れますよ?」 そんな中、家路を急ぐ一組の男女の姿があったが彼等の内、ナナミと呼ばれた女性の方は少しウィッグの掛かった栗毛色の長い髪に明るいブラウンの瞳、生クリームのように白くて光沢のある肌をした、天真爛漫なお姉さんだ。 がしかし、その服装はと言えばピンクと白のシマシマのTシャツと同じ柄の長めのハイソックス、サスペ
    アメージング・ソルジャー [346]
  • 恋愛モラトリアム 第一話 1

     カレルディウス歴二千五百三十一年六月十日。 この日、東方の大国エクシードの首都アーバインは雨煙に霞んでいた。 世界の東西を結ぶ一大交易路“シルキー・ウェイ”の中央部を抑える形で成立していたこの国はしかし、その大半を荒涼とした大地に覆われていたにも関わらず幾つかの巨大な湖と大河、そしてオアシスのお陰で農業や放牧が盛んであり、また二毛作や農機具等の改良により収穫量が増大していて食糧はそれなりに豊富で
    アメージング・ソルジャー [331]
  • 恋愛モラトリアム プロローグ その8

    「いやあああああああーっ!?ソウタッ、ソウタアアアアアアアアアーーーッッッ!!!!!!!!」 メリアリアの絶叫がこだまするがこの時、遅れて来ていた後続が間に合わなかったならばこの美少女の命は間違いなくこの日、この場所で失われていた筈である、何故ならば自身も少年の後を追って飛び込もうとしていたのだから。 時にカレルディウス歴二千五百二十五年、閏月十七日。 メリアリアから、その可愛らしい笑顔が消えた。
    アメージング・ソルジャー [426]
  • 恋愛モラトリアム プロローグ その7

    「メリーッ、危ないっ!!」「きゃっ!!?」 そう叫ぶと突如蒼太は彼女を抱き抱え、向かいの通りに9ある建物のビルまで飛ばすがメリアリアの体が彼から離れた瞬間、少年の立っていた建物が、その足場ごと崩れて行くが、何度も激突した二人の攻撃や踏み込みの衝撃に、脆くなった地盤が耐え切れなくなってしまったのだ。「うわああああああーっ!?」「・・・ソウタ?」 投げ飛ばされた彼女がそれでもなんとか体勢を整えて着地し
    アメージング・ソルジャー [398]
  • 恋愛モラトリアム プロローグ その6

     透明感のある山吹色の肌と闇夜のような漆黒の眼、そして長く伸びた艶やかな黒髪はそれだけでアジア系の人間だと見て解る。 それを後ろで束ねた彼は年相応の、まだあどけなさの残る顔立ちをしていて、それだけならばどこにでもいる、一般人と大差は無い、・・・その顔に不釣り合いなほど大きな向い傷がある事以外は。 一方でそれを追い掛けて来たメリアリアは見紛う事なき美少女だ、その体は小柄だが身のこなしに隙が無く、元来
    アメージング・ソルジャー [390]
  • 恋愛モラトリアム プロローグ その5

    「はあはあはあはあっ!!」「ソウタァッ!!」 戦いが終わって暫く経った頃、少年が屋根の上で座り込み、休んでいると遠くから自分を呼ぶ声がして、見ると一人の少女が跳躍を繰り返しつつ、急いで自身の元へと駆け付けて来る。「ソウタァ、良かった・・・!!」「メリアリア・・・?もう大丈夫だよ・・・」 ソウタ、と呼ばれた少年に駆け寄ると思わず少女は抱き着くが、少年はそれを慌てる事なく受け止めて自身も彼女の体へと腕
    アメージング・ソルジャー [401]
  • 恋愛モラトリアム プロローグ その4

    「はあっ、はあっ!!」「はあはあ・・・っ」 互いに血まみれ傷だらけで着ている服も衣服もボロボロであるがしかし、尚も体力を残している少年に対して男はかなり苦しそうだ、それに全身を覆うアザや打撲の跡も彼とは比較にならなかったが、これは全て、目の前にいる小さな戦士によって付けられたものであり、彼の攻撃が如何に凄まじかったのかがよく分かる。 事実、男は押されていた、戦闘開始から僅か五分で早くも勝負は着こう
    アメージング・ソルジャー [388]
  • 恋愛モラトリアム プロローグ その4

    「はあっ、はあっ!!」「はあはあ・・・っ」 互いに血まみれ傷だらけで着ている服も衣服もボロボロであるがしかし、尚も体力を残している少年に対して男はかなり苦しそうだ、それに全身を覆うアザや打撲の跡も彼とは比較にならなかったが、これは全て、目の前にいる小さな戦士によって付けられたものであり、彼の攻撃が如何に凄まじかったのかがよく分かる。 事実、男は押されていた、戦闘開始から僅か五分で早くも勝負は着こう
    アメージング・ソルジャー [493]
  • 恋愛モラトリアム プロローグ その3

     そこからは常に毎秒一千リットルもの水が流れ込んで激流を形成しており、それ故にまず、落ちれば助かる見込みは無い。「はあはあっ。シュバルツ許さない、絶対にっ。何としてでもお前だけはぁっ!!」「はあっ、はあっ!!い、いい気になるなよ小僧っ。お前ごときが本気でこの俺様に勝てるとでも思っているのか!?」 吐き捨てるようにそう告げる大男、シュバルツは年齢四十歳前後、頭は丸坊主でその顔は猛々しさと禍々しさに溢
    アメージング・ソルジャー [388]
 

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