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ザクロ の投稿された作品が383件見つかりました。
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家族愛77
ベランダの洗濯物を見に来た涼子…部屋から見ている裕之…涼子は何度か視線を合わせたが力なく微笑むだけ。裕之はため息をついた。「どうしたの?」部屋に彼の洗濯物を取り込み、座った。今は裕之といた方が気持ちが軽い。「やめなきゃ…ダメ?」涼子も答えられなかった。「ボク、母さんとのこと…忘れられないよ。無理だよ…」涼子は洗濯物をたたみながら、困った顔をしている。「母さんが父さんを愛してるなんて、当たり前だ。
ザクロ [12,438] -
家族愛76
孝行はひと唾飲み込んでから続けた…「父さんは…母さんを心から愛してる…それはわかってくれ…」涼子はよくわかっている。自分もそうだ。「真弓のことは…どうなの?」聞いてみたかった。どう答えるのか…「真弓は…」真弓も父親の言葉を待っていた…「可愛い娘だ。可愛くて…たまらない娘だ…それも本当だよ…」しばらく沈黙が流れた。「さっき父さんは…」裕之が口を開いた。「避妊だけはちゃんとしろって言ったよね…」涼子
ザクロ [9,822] -
家族愛75
真弓はしばらく考えていた。このままじゃ、家族が変になりそうだとは思う。確かに孝行の言う通りかも知れない。ぶっちゃけるなら今がいい…でも…「ヒクよね…こんな話したら…」「複雑だろうな。自分達と同じなんて…」「言っちゃおうか…」「…いいのか…?」「後でバレるより、マシかも…」孝行はみんなをリビングに集めた。そして、何もかも洗いざらい打ち明けた。涼子は顔色を変えてうろたえた。それから怒りと嫉妬の目で孝
ザクロ [9,005] -
家族愛74
そのうち、自虐的に笑った。「この家どうなってんのかしら」「…」「血…なのかな…」暗に両親を恨むひとこと…だが、孝行は何も言えない…ため息をつくしかなかった。「そう…かもな…」父親も相当のショックだったろう。自分のことは棚に上げて、目の前の父親が哀れになった。「大丈夫…?」孝行は力なく微笑んだ。「バチがあたった。それだけだよ。」(……可哀相……)「可哀相じゃない…父さんもお前を…」分かり切ったこと
ザクロ [9,433] -
家族愛73
翌日…ひと晩でも時間がたてば昨日よりマシだったが、三人が会話を弾ませる事など無理だった。しかし、朝食の時には、少ないながらもいくつかの言葉を交わした。九時真弓が帰って来た。「朝帰りか、不良娘め」冗談に元気がない、と真弓は思った。「何かあった?」敏感な子だ。「何って?何もないよ」しらばっくれる孝行は一方で娘とのことを考えている。同罪だ。涼子と同じことをしてるのに、自分は彼女に辛くあたった。後悔と自
ザクロ [10,218] -
家族愛72
「はぁ!はぁ!この!この!」しぶきが散るほどの結合だった!「あなたぁ!あひぃ!たまんない!感じる!感じちゃうう!」グビュグビュグビュグビュ!猛烈なピストン!「あっは!あっは!すごい!すごい!…ッイク、イッぢゃううう〜!ヒイィィ!」圧倒されるほど取り乱した父と母…激しい言葉のやりとりは絶叫して突然止まった!硬直しながら…ブルブル震える男と女…裕之の胸は激しく動悸を打っていた…涙や唾液、汗でグショグ
ザクロ [10,556] -
家族愛71
下半身をむき出しにした両親は、ケモノのように交尾を始めた!「ハ!ハ!ハ!あなたぁ!」「涼子!涼子!」上からはがい締めする孝行は腰を深く差し込みながら、苦しいぐらいのキスを繰り返している!「ごめんなさい!あなた!ごめんなさい!」「許さん!」「お願い…許してぇ!!」「はぁ!はぁ!言うこときくか!」「ハ!ハ!きく!何でも言う通りにしますぅ!」「感じたのか!!息子とセックスして感じたのか!言え!」「ハア
ザクロ [9,579] -
家族愛70
うろたえる裕之。父が母に暴力を振るうのではないかと思って駆け付けようとした。狼狽する涼子に、孝行は挑みかかるように重なった!「ん!」コタツは部屋の隅に一気に蹴りやられた!裕之は事態をハラハラしながら見守る。母の手首を掴んで押え込み、唇をむさぼるようにして被さる取り乱した父…もう裕之がそこにいるかどうかなんて関係なかった!「はぁ!はぁ!裕之はそんなにヨカッタのか!え〜?」んちゅ!んちゅ! 母親の唇
ザクロ [11,392] -
家族愛69
「そんなにヨカッタのか…」孝行の嫉妬は思わずこんな質問をぶつけてしまう…涼子には残酷な言葉だったかも知れない…涼子は目を潤ませた。(あなたを…愛してる…)それは孝行にもわかっていた…(ああ…多分な…それは信じてる)孝行は込み上げる感情をねじ伏せた。自分だって、自分だって…心の中ではそう繰り返している…充分な沈黙…孝行の落ち着きを見て、涼子は素直な告白をした方がいいと思った…(…あなたの言う通り…
ザクロ [9,419] -
家族愛68
それは確かに…(だとしたら…オレにも責任がある…)(…)涼子は少し救われた。(もう…二度としない…)震える声で呟いた。しかしこれには孝行は苦笑した。「…簡単に言うなよ…そんなこと…あてになるもんか」「だって…」涼子はこう言うしかない…だが、冷静な夫に少し安心した涼子はほんのちょっと顔を上げた。「お前に対して…元々そう言う興味もあったし…アイツがあきらめるはずがない…」「だから…私が…」遮るように
ザクロ [9,700]