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Ajuming‐Xの投稿された作品が32件見つかりました。
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引き籠る陰茎 〜ねじれたロザリオ〜 22
男はむせび泣く。「僕はねダリア、聞こえるかい?僕は‘顔で笑って心で泣いて’って言葉をあきれるほど言い聞かせられて育った、羊の群れから初めから離されていた、ただの羊だったんだ。だから僕はまるで何か神聖なるものに導かれるかのごとく、ひたすら草花や木を植えていった。乾いた喉を潤すかのようにね。ねぇ、知ってるだろ?――僕は友人を作ってはならないって事。でももう、それも破られた。キミがそれを、破ってくれた。
Ajuming‐X [561] -
引き籠る陰茎 〜ねじれたロザリオ〜 21
「行くな、行かないでくれ!消えないでく……れ!」ダリアが男の頭を撫でる。「消える?アタシはどこにも行かないし、アタシはどこへも消えないわ。ただ、あの庭に植えられている‘ダリア’のその世界へ戻るだけ。アタシの、世界へ、戻るだけ。あとは何も変わらないのよ、安心して。そう、何も変わらないの……」「ここに居たらいいじゃないか!ずっとここに!キミの好きなチョコレートだって僕ひとりでは到底食べきれないほどある
Ajuming‐X [583] -
引き籠る陰茎 〜ねじれたロザリオ〜 20
ダリアが叫ぶ。「アナタがアナタ自身で決して見ることの出来ない神を創造し、そこには存在(いな)い神を信じ、崇め、救いを求めすがりついて、神という名の岩壁を作り、水と空気と土と大地にいだかれたフリをして、そうして守られている仕草をして自ら守りに籠ったまま出て来ない、そんな、そんな愚かな行為で、今、見える、そこに存在(あ)る‘この世界’を楽しもうとはしないアナタこそが、世界一弱虫の神サマなの――…!!」
Ajuming‐X [668] -
引き籠る陰茎 〜ねじれたロザリオ〜 19
「いいわよ……いつだって、来て……」ダリアがみずから脚を開く。男はその白いふくらはぎを二度三度と撫で、抱え上げる。見える闇のはずのそこは仄かに紅く、男は一息に挿入する。生温かい場所へ、己のモノを閉じ込める。扉は開かれたと同時に、しめられたのである。男は腰を上下に動かす。「……ンンッ、んはぁ」女は吐息を洩らす。ダリアの乳房が男の動きに合わせプルンップルンッと揺れる。「あああ……ハァッ……」ダリアのP
Ajuming‐X [614] -
引き籠る陰茎 〜ねじれたロザリオ〜 18
男はもう一方の手で、ダリアの乳房を揉みしだく。その白い肌が紅く染まる。「んハァ、イアアア……」ダリアはいまにも泣き出しそうな表情で身をよじらせ、赤子のような声で喘いだ。それは悲鳴にも近いものだった。男の指にねっとりと締め付ける紅い闇。グチュッ、グチュッ、と淫猥な音が響く。「ン、ハァッ!アアアッ」男は瞬間、指の動きを止める。頬を紅潮させたダリアが囁くように訊ねる。「……どうしたの……?」「い、いや。
Ajuming‐X [626] -
引き籠る陰茎 〜ねじれたロザリオ〜 17
仔猫を抱くように男のソレをそっと握ると、ダリアはそのまま静かに口へ含んだ。温かな舌の感触と、ペタリと張り付く熱を帯びた粘膜の伝わる吸引力に、男は気が遠くなりそうな感覚をおぼえた。 ……ジュル……ジュルッ ……ジュルッ……ンンンダリアの唾が滴り落ち、喉元をつたい、乳房の谷間へ消えていく。男はそれを眺めていた。そしてこんなにも一生懸命に慈愛を向ける女に対して、初めて「愛しい」という感情が芽生えた事に気
Ajuming‐X [563] -
引き籠る陰茎 〜ねじれたロザリオ〜 16
「アタシはもうとっくに濡れているの……毎朝アナタに水を与えてもらっているあの植物‘ダリア’も同じ気持ちなのかしらね……。アナタに一途に愛されてる彼女たちと、同じなのかしらね……同じだったら、いいなぁ……」ダリアは男の胸へなだれこむように顔をうずめる。「植物‘ダリア’はとてもイキイキしてるわ。それは羨ましいほどに」男はダリアの乳を激しく揉み攻めたてる。その尖る端へ舌を這わせようとする。その時、微かに
Ajuming‐X [588] -
引き籠る陰茎 〜ねじれたロザリオ〜 15
「ウフフ、アナタはただ、気のおもむくままに……。技巧なんて要らないの。土をいじるように、そう、アタシをいじるの。……聖なる大地に乳首があるの……。その土の柔らかさをアナタの掌で確かめて、もっともっと耕して、そうよ……土は柔らかいわね、ンンン……」男はダリアの乳房を荒々しくにじる。昂揚はもはや、抑えられなくなっていた。「アアン……母なる乳首はホラ、真っ直ぐに育ってきはじめたようよ……。アアア、ハァ…
Ajuming‐X [566] -
引き籠る陰茎 〜ねじれたロザリオ〜 14
男は天井を見ていた。その虚ろな眼差しの先にはやはり、天井しかなかった。ベッドの上へ、なかば強引に倒された男は、己の下半身で何か遊んでいる女の肉体の柔らかな肌質を感じていた。視線を落とすとその足元には、裸のダリアがいた。「裸……なんだね」男は見た通りの事を思わず言葉にしてしまった事を少し、後悔した。もっと気の利く言葉もあるだろうにと、己を情けなく思った。しかし、やはり出てくる言葉はそんなものばかりな
Ajuming‐X [527] -
引き籠る陰茎 〜ねじれたロザリオ〜 13
男はまるで、少女のような仕草でその手を拒絶する。「駄目だってば、駄目だ……」しかしなおも彼女のその手は強く掴むソレを離そうとはしなかった。あたかも一度与えてもらったペロペロキャンディを絶対に奪われまいとする幼児のように、握るソレを離さないのである。「ウフフ、見ぃーつけた」ダリアは金玉に触れる。男はまるで、生娘であるかのような表情でその手を拒む。「やめてくれ、よせ、よせったらぁぁ……ぁう」「凄い、オ
Ajuming‐X [511]