官能小説!(PC版)

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ボーイズラブの官能小説に含まれる記事が1120件見つかりました。

 
  • トライアングル 13

    次の日の土曜日、俺は早々に静瑠の家を退散して、その足で連理の家に向かった話をしなきゃならない。 「俺にはわかってんの」の意味が本当に正しいのか聞かなきゃなんない。 この時間なら間違いなく連理は家にいてゴロゴロしてる。 案の定、連理の母親は若干の気まずさもなく俺を部屋に上げてくれた。 まだ、寝てるのよ〜wwとか言いながら。 もうあまりにもお互い行き来してるから、特に気にしないのだ。 俺はずかずか部屋
    にゃんこ [951]
  • トライアングル 12

    深夜2時。 ようやく話疲れて、静瑠が寝息をたてはじめた。 静瑠が書いてる途中のミステリーを読んだり、映画の話したり。 とりあえず連理の話はしなかった。 明らかに静瑠は嬉しそうに話していた。 俺との距離が戻ったと思ってのことだと思うと俺も嬉しい。 一方で、俺が連理を好きだと知ったのに何にも響いてないことは悲しい。 いじましくも俺は望んでいたんだ。 「なんで俺じゃないの?」と静瑠が言うことを。 言うわ
    にゃんこ [1,042]
  • トライアングル 11

    「ごめんな、変な告白しちゃってさ」切り裂かれる。 伸ばした片手が、静瑠の肩に置かれた。 痛みが伝わらないのが不思議だね。 恋している痛みが、この手のひらから流れ出して止まらないのに。 本当にいいやつなんだ。 眼鏡のない目に嫌悪感は全くない。 あるのは心配と労りだけ。 その想いが自身に向けられていると気づいた時に、それはきっと変わってしまうだろう。 「泣かないで、連理だってきっといつかわかってくれる
    にゃんこ [1,112]
  • トライアングル 10

    連理が好き。 その告白は、不意に思い付いた言い訳のわりにはいい考えだと思った。 「女の子…はダメなの?つまり…その…」ゲイかって? 「違う」俺は静瑠を見据えた。 「アイツだから好きなんだ…何もかもが、好きなんだ…笑顔を見ると泣きたくなる。少しでも傍にいられたら嬉しい…反面、苦しい。触れられたら、想いが届いたら、明日にだって死んでもいい。お…あ、アイツの為なら俺は何だってしてやる。でも…それ以上にこ
    にゃんこ [1,006]
  • トライアングル 9

    静瑠。 冷たいように見えるその端正な容姿。 身長175学力、極めて良し 性格 案外天然 視力 かなり悪し 声 高くも低くもない 恋愛 奥手 全部知ってるぜ。 初恋も、将来の夢が小説家ってことも。 女の子にわりとモテる癖して本人は気づかない。 俺の自慢の友達だ。 そうだ、誇れる「友達」さあ、つこう。 いまから嘘をつくよ、お前が好きだから。 一世一代の、より真実に近い嘘をつく。 「連理が
    にゃんこ [1,049]
  • トライアングル 8

    「俺は…」静瑠、やめてくれよ、頼むから泣きそうな顔で俺を見ないで。 「琉聖、変わったよ。前は何でも話してくれたし、俺といるの楽しそうだったのに…なのに、今では…全然笑ってくれない。ちっとも…」「やめろ」静かに呟いた声は、ぎょっとするほど冷たかった。 そうするしかないんだ。 連理にはバレてしまった。けど、コイツにだけは…絶対に悟られちゃいけない。 でなければ…もう、「一番の友達」 にもなれない。
    にゃんこ [1,122]
  • トライアングル 7

    「琉聖…」あああああ!! な、名前を呼ぶなあ! 「あ、お、俺、テレビみたいな…韓流!」焦ってリモコンを手にしようとした俺を、責めるようにじっと見ている。 な、なんなんだよ。 「聞けって。どうしちゃったの?」諦めて、俺は椅子にドスンと腰を降ろした。 「なにが」「最近!」ぐっと身を寄せて、俺を窺い見る。 近い、近いんだよ! 「ちょっと前から思ってたんだ。…琉聖、最近おかしくない?」「な、なにがだよ」静
    にゃんこ [1,137]
  • トライアングル 7

    暫くクラスのなんやかやな下らない話をだべりつつ、課題を済ませた。 学内でもトップクラスの静瑠は俺たちの教師みたいな存在だ。 コーヒーも三杯目になったとき、連理が立ち上がった 「すわて、俺はそろそろ帰るぜ」静瑠は止めない。 俺は…。 「れ、連理、もう帰んの」「え、うん。悪い?」悪い! ばーか、居なくていいときゃいるくせしやがって。 必死な俺の表情を、連理は面白そうに眺めている。 「…じゃあね〜♪」静
    にゃんこ [1,028]
  • 俺の生きる意味 13

    それから数日間は食事は運ばれてくるものも蒼星は現れなかった。 そのことがやたらとイラつく。 俺はすることもなく、学校にも行けず、寝てばかりいた。 うとうとしていると髪を触られた感覚がして目を開けた。 隣にはベットに腰を降ろした蒼星がいた。 「悪い…起こしたな」 髪からぱっと手を放した。 『…いや……寝てた訳じゃないから』 そう言うと軽く俺の頭を撫でた。 「調子はどう?どこか変な所とかない?」
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  • 俺の生きる意味 12

    蒼星が去った後、俺はどうしていいのか解らなかった。 ただ首筋に熱い感触だけが残っていた。 『ったく……中途半端にしやがって…』 呟いた後、俺はそのまま布団に潜り込んで寝息をたて始めた。 しばらくして、部屋に人の気配を感じ目を開けた。 だが部屋には誰も居なく、机の上にご飯と紙が置いてあった。 【病院には行かなくていい。 そのかわりここにいること。】 それがかなりイラついたからメモを握り潰し、ご飯を
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