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ボーイズラブの官能小説に含まれる記事が1120件見つかりました。
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テイク 2
響先輩は睨みまくりながら俺たちを見下ろす。 ま、まあ、無理もない。このシーンのみならず、大体のシーンで俺達はNGを出しまくり、先輩をキリキリさせてるわけだから。 「くぉら、バカ共。これ以上手間かけさせやがったら…ギャラ返して貰うぞ」風介は瞬時に砂浜の上で正座をし、そ、それだけは〜と土下座。 プライドの欠片も波に浚われていく。 などと、客観的になっている場合じゃねえ(>_<) 響先輩にジロリと睨ま
にゃんこ [1,348] -
テイク 1
「風介、待てよ」「やーだね、捕まえてごらん」あはははは、うふふふふ。 時は11月。 キラキラ光る波打ち際で俺たちは追いかけっこ。 はしゃぐアイツの笑顔が眩しくて、手を翳す。 「つーかまえたっ♪」俺の足が砂で縺れ、転びそうになり…支えようとした風介もろとも倒れ込む。 どさっ。「双葉(ふたば)…」俺の名前を読んでジッと見据えられ…俺は…俺は… 「……クッ…」「…ブ」風介と俺は転がって、砂まみれにな
にゃんこ〜皆さん投票ありがとうございます、で、バカに決定ww楽しんで頂けたら幸いです(≧▽≦) [2,006] -
たびたび…(_´Д`)
すみません〜。 長々でしたね…途中題名変えてますが…ww んと、実は次回作は二作候補がありやして… 馬鹿っぽいのと、 またシリアスなのと… だから、いつも読んで下さっている素敵な皆様にヒントを頂きたくて。 馬鹿っぽいのが読みたいと思って下さる方はニコマークを シリアスがいい!と思って下さる方は泣きマークを 押して頂けたら多い方に致します…。 お手数かけてすみません、本当に迷っちゃって… 気が向い
にゃんこ〜よろしくです〜 [1,938] -
紺碧の空に星 9
「理央?」理央は思わず笑ってしまうほど、目を丸くしていた。多分、僕自身も。 「英士」そして…、理央はソファーから起き上がった僕に… 走りより、しがみついた。「馬鹿!…遅い!」え? 見上げた顔はいたずらっ子みたいだ。 「狡いよ!…僕は毎日来てたのに!」僕を…待ってたの? 驚いて、言葉もでない。 やっと振り絞る。 「なら…呼べば良かったじゃないか、メールで」理央は首を振る。 「やだよ。なんか…負けに
にゃんこ またも暗い話でした(>_<)読んでくれた方々、ありがとうございました! [1,286] -
紺碧の空に星 8
なんにもする気が起きなくて、僕は寝ていた。 夢ばかりの浅い眠り。 理央の泣き顔…。 もう、泣くなよ、と手を伸ばして目覚めた。 痛いくらい、理央が好きだとあの日…いや、ずっと知っていた。 それは春臣の形代だったと聞かされ、殺してと哀願されてもなお変わらない。 理央は僕に惹かれていた、と言った。 それはきっと本当だ。 それならあの手を離すべきじゃなかったのか…。 僕はずっと、あの日からお守りのように
にゃんこ [1,285] -
紺碧の空に星 7
「理央」彼は軽やかに笑った。 「疲れちゃった」僕も、涙を拭った。 「理央…クラスにいる…あの誰からも好かれる君が…本当だと僕は思う」理央は泣きそうな顔を必死で堪えている。 「なあ、これは妄想だろ?僕の妄想だ。なかったことだよ。僕は何も聞かなかったし、君は何もしてない。ただ約束してほしい」理央は子供みたいに目を擦った。 「なあに?」「僕、のままでいて。それが「君」なんだ。もう…解放しろよ。充分だろ
にゃんこ [1,328] -
紺碧の空に星 6
「僕は…ねえ、英士…」息も出来ないくらい、強く理央を抱き締めていた。 「僕は…春臣を…愛せなかったんだ。ずっとずっと憎んでいたんだよ…。彼の悲しみを理解できずに…僕を犯し、憎む彼をひたすら嫌って。母さんや父さんが彼を無視するのを気にも止めずに甘やかされていた癖に。僕を…愛してくれていたと…気づいた時にはもう…と、取り返しが…つかなくて…何もかもを終わりにしたかったのに、僕は生きてる」理央は少し緩
にゃんこ [1,261] -
紺碧の空に星 5
指に力がこもっていく。 白い首筋に食い込んでいく 自分のものにならないならいっそこうして…。 全てを手に入れる為にはこうするしかない。 でも。 本当にそうだろうか? 力を入れた僕の手首を労るかのように、そっと理央の指が触れた。 僕は…。 震える両手を離した。 そして、倒れるように咳きこんで壁にもたれた理央を引き寄せ思い切り平手打ちにした。 空気を切り裂く音。 理央の唇が切れた。 驚きで目を見開く
にゃんこ [1,508] -
紺碧の空に星 4
「引っ越してから僕は春臣を消した。僕は僕の望む、綺麗な人間になった。でもさ…でもさ…いつだって怖かった。僕の汚さがいつ露呈するんだろうって。存在自体が汚いと誰かが気づくんじゃないかって。生まれちゃいけなかったのに。英士、僕は望んだんだよ。僕という人間に終止符をくれる人を。僕に流れる悪に気づいたのは君だけだった」理央は立ち上がり、僕を見下ろした。 「君を利用したんだ」氷の声。 「抱かれていた時も、
にゃんこ [1,538] -
紺碧の空に星 3
母さんは何事もなかったかのように僕に接した。 はじめから「春臣」など存在しなかったように。 そのうち近所の噂話に耐えられなくなったから、引っ越しをすることにした。 でも本当は、春臣の痕跡を消し去る為だ。 あの人達にとって、子供は僕だけなんだろう。 引っ越しをするときに、春臣の部屋を片付けてながら鍵のかかった戸棚を僕は、とりつかれた様に懸命に工具でこじ開けていた。 気になっていた。 昔から。 そし
にゃんこ [1,351]