官能小説!(PC版)

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ボーイズラブの官能小説に含まれる記事が1120件見つかりました。

 
  • それぞれの明日 17

    「詳しいな。随分調べたんだ…暇人」悪態にほっとした表情の圭…なんで心配するフリなんかすんだよ? 殺したいくらい憎いんだろうが。 「まあ、確かに暇だからな…興味あったし。日記に書かれてたお前のことが」…! んだよ、今日は…厄日か? 顔色を変えた俺にニヤリとしてみせる。 「お前のこと困らせて苦しめたいって書いてあったよ朋子…あいつ、思い込み激しくて被害妄想気味なとこあったからな。日記を警察に見せても
    にゃんこ  [825]
  • それぞれの明日 16

    ぐらぐらする、胸を鷲掴みにされて引き倒されたような感覚が、ようやく退いていった。 俺は乱暴に、力の限り圭を突き飛ばした…情けない全力。 圭に痛みを与えることさえできない…いや、痛かったのか? 傷ついたような顔してやがる。 「大丈夫か?」「うるせえ、構うな。俺に触れたら警察呼ぶ。お前の素性明かせばもう来れなくなるぜ」…大体、なんで俺はそうしないんだ? ゲームだからか? ならここらでもう終わりにしな
    にゃんこ  [906]
  • それぞれの明日 15

    「嫌だね」圭は意外そうに眉をあげてみせた。 まるで敵前逃亡した兵士を嘲笑うように。 なんとでも思えばいい。 「…じゃあ、君のところまで連れてきてやろうか?たまには親子水入らず…」…目の前が唐突に暗くなって息が出来なくなった。 呼吸が意思に従わない。 待て、落ち着け。待て…待って、嫌だ。 思い出すな、飲まれるな。嫌だ…助けて。 あいつが…あいつが俺に触れて、髪をひっ捕まれて服を…。 暗闇が足元に口
    にゃんこ  [1,169]
  • それぞれの明日 14

    圭が現れたことで、退屈な生活に変化が起こる。 例えば悠と圭。 視線が意味ありげに絡む。お互い警戒してんだろ? 誠司は最初ほど俺を意識していない。圭とも仲良くなりつつある。 俺と圭。 素性をあっさり吐いたってことはいきなりなんかしようって訳じゃねえんだな。圭が俺の頭んなか覗いたように問いかける。「アキヒト君は将来何になりたいの?」「官僚」圭は笑う。 「だよね、医者や弁護士みたいな人を救う仕事なんて
    にゃんこ  [1,513]
  • それぞれの明日 13

    こんなキスは、前にしたことがある。 俺から悠に、警告のキス。同じ味がするなあ…愛情のない冷たい味。 「ってえ!」俺は思い切り唇を噛んでやった。男の口端に滲む赤い液体。 俺の唇にも。 舐めると鉄の味がする。 「俺にキスしちゃうなんて脅しのつもり?兄さん」「倉田。倉田圭。いや、ふざけただけ」違うね。 あれは宣戦布告だ。 「まあいいや。あんまり付きまとうとケーサツ呼んじゃうよ…ね、圭さん」「…またな、
    にゃんこ  [1,451]
  • それぞれの明日 12

    「…何の話?」…こいつ、誰? 男は笑って、俺の正面に来た。その目は笑っていない…見透かすように、鋭い。 「俺はね、お前が殺した早川先生の甥っ子だよ」…なあるほどね? 警察もなにやってんだよ。 俺にこーゆーのが近づかないようにするのが役目だろーが! 「で?俺にトドメを指しに来たわけですか?」「お前、なあんとも思ってない?朋子が死んだこと」俺は逆撫でするのをわかってて、ニヤリとした。 俺を殴ればコ
    にゃんこ  [1,350]
  • それぞれの明日 11

    初対面で、言ってくれんじゃん…。 「そうですか、じゃ、僕は忙しいんでね」構ってられっか、こんな変なやつ。 茶髪兄ちゃんはオイオイ、と俺の車椅子を掴みやがった。「ケガさせといて名前も聞かないのかよ?」「…すみませんね、お名前は?ご住所と合わせて教えて貰えればあとでお詫びの品でも送ります。病院に行かれるなら治療費もね」それが目的なんだろ? 男はニッコリした。「ま、それでいいけど暫く付き合ってよ。話題
    にゃんこ  [1,402]
  • それぞれの明日 10

    「すみません、考えごとしてて…ケガありませんか」見たとこ打撲程度っぽいが因縁つけられたらウザイしここは下手にでとく、と。 「ケガぁ?してるよ、してるに決まってんだろ、いってえなあ!」男はムスッとしたまま俺を睨んだ。 へえ、怒っててもイイ男じゃん。女子ならキャー!とか言ってテンションあがっちゃいそうなww 「すみません」 重ねて謝ると、奴はまじまじと俺を見てきた。 なーんだよ、やっぱ喧嘩売る気か?
    にゃんこ  [2,007]
  • それぞれの明日 9

    悠の攻撃をかわして廊下を走りながら、微妙にイラつく自分の気持ちに気づいた 「愛してる」悠の言葉だ。 刺される直前の。 あれは、もちろん恋愛じゃない。俺だってんなのわかってる。 …なんだ? 俺はなんでイラついてんだ…。 悠に大事な人ができて…そうか、俺は1人になったんだな。 いや、そうじゃなくて…俺のなかの聖域である悠はもう俺のもんじゃない。 つまり、寂しいんだ。 ちえっ、つまんねえ感情植え付けや
    にゃんこ  [1,634]
  • それぞれの明日 8

    汗でびっしょりだ。 たかがベッドから降りる、立つ、戻るくらいで。 「でもアキヒト君凄いわよ…さすが若いわ。明日から車椅子に乗っていいって許可が出たわよ」看護婦のみーちゃん25歳彼氏なし(笑)がニッコリするみーちゃん、悪いんだけど俺は年上懲りたよww。だからいちいちグロス塗ったくった唇で意味深に俺に触るのやめてね? 「ありがとうございます。看護婦さんたちとお医者さんに感謝しなきゃいけないですね」
    にゃんこ  [1,543]
 

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