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ボーイズラブの官能小説に含まれる記事が1120件見つかりました。
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雪丸ビジョン 1
本村有住ことモト君が、笑ってる。 なんてまあ、眩しい笑顔だろーか!有住、とはアリスと読むのだと知ったのは高校二年生で初めてクラスが一緒になった時だ。 男なのに変わってる名前だけど、ちっとも変じゃない…むしろピッタリ! そーゆー常人と名前からして違うとこが…ああ、そう、モト君の素敵なとこなんだ。 モト君が愛しげに笑ってるから僕の疾走にも拍車がかかるわけだ。 なんつったって、モト君がいま見てるのはこ
にゃんこ [992] -
モト君ビジョン 1
大野雪丸が走ってくる。 見てて笑っちゃうくらい全力疾走だ。 なんでアイツって犬を連想させるんだろう? …あれだ、あの口の周り真っ黒の柴犬だww 俺がそんなこと考えてるなんて知りもしないで、雪丸がようやく辿り着いた。 色白の頬が赤くなって、肩で息をしている。 ぜえぜえ言いながら、瀕死の手つきで俺の前に焼きそばパンを付き出した。 「モト君…こ…これ…ほら…限定…のやつ…」俺は受け取りながら大丈夫か?
にゃんこ [1,148] -
扉の向こう側?
『なんだかたのしそうだな、』あっち、と ウエイトレスさんが戻った方をみて男がいった。見れば数人のウエイトレスさんがキャッキャッとこちらをチラチラと伺っていた。―コイツが原因か。すぐにお持ちするんじゃなかったのか?!そんなにコイツがいいかよ!コイツだったら、周藤の方が… って、何考えてんだ、俺は!『本当に面白いな、君は♪』『は、はい?』『今、呆れた顔した。と思ったら考え込んで赤面。顔がくるくる回る
日和 [1,958] -
扉の向こう側?
『……じゃ、どうしたらいいんですかっ?!』そろそろ解放してほしい。その憎たらしい微笑みから―。『まぁそんなに怒るなって♪可愛い顔が台無しだよ?!』なっ…?!思わず席を立ち上がる。冗談じゃない。俺だってこんな顔 望んだわけじゃないし!誰が好き好んでこんなヤツと一緒にいるかっ―\rおもいっきり睨んでやると。まぁまぁ♪そう言いながら ウエイトレスさんに軽く合図なんかしてる。『ご、ご注文はお決まりでしょ
日和 [1,774] -
扉の向こう側?
テーブルには空っぽのカップが一つ。かなりの至近距離で見知らぬ男とみつめ合っていた。周囲にはどんな風に映っているのだろう―。『ちょっと―いいかげん離してください。なんだよ、アンタ…』笑顔を崩さない男に負けるのが悔しくて―視線はそらさない。『離さないよ!だって離したら逃げ出す雰囲気だろ?』バレてた。でも。『財布、返してください!』『じゃ、俺に付き合って♪…『…警察呼びますよ!?』思いきっていっ
日和 [1,841] -
虹色マカロン,3
「俺はもう抜けてきたけど…一也は?誰かと一緒だろ?」小首を少し傾ける仕草が、可愛くて可愛くて仕方がないなんて。「いいよどうせ早く抜けたかったし、連絡だけしとく。」「じゃあ、2人で何処か行こう?一也の事知りたい。」そう言って微笑む満は俺にはとても妖艶に見えた。「俺も…満の事知りたい。何処行こうか。俺の家は遠いしな…。」近くにホテルがあるのは知ってるけど、ホテルは嫌だった。俺は満とセフレになりたい訳
なつき [3,893] -
扉の向こう側?
あと40分。ホットミルクの残りを考えてもあと2杯はゆっくりと飲める。手持ちぶさたにメニューを見ていると 『雪国風ラッシー』やら『ザ・おしるこドリンク』など、気になることこの上ないネーミングを発見!ただ、観光地価格なんだよな…?この2つを頼むとして…、あれ?俺、財布どこやったっけ?!慌ててポケットを探るがない。コートのポケットにもだ。もしかしたら この小屋まで引き返したときに落としたか―
日和 [3,229] -
虹色マカロン,2
目が合った。どうしよう、、、でも綺麗な顔だな。黒髪が風にフワフワ揺れてる。無意識に見とれていると、そいつの口の端が柔らかく弧を描いた。その瞳に俺を写しながら。少しずつ縮まる距離。俺は固まったまま。満と呼ばれていた男がゆっくり一歩一歩近づいてくる。そして、ピタリと歩みを止めた。俺の前で。「俺の事、好きになった?」「…うん。」あまりに突拍子なくて、咄嗟に肯定してしまった。「ほんと?やったね、俺もあ
なつき [4,302] -
虹色マカロン,1
キラキラ光るサラサラでフワフワの黒髪に見惚れたのは去年の春だった。大学のサークル仲間と花見に来ていた。酔いも良い感じに回って、みんなのテンションも上がってきた頃、「俺トイレ行ってくるわ〜」「場所わかるぅ?高見くん良かったらアタシ案内するよ?」「なんだよ高見ばっかずりぃ!俺んときそんなん無かったんですけど!」「当たり前じゃん、あんたと高見くんじゃ違うでしょ。」「大丈夫ありがとう、じゃね。」「行って
なつき [4,486] -
扉の向こう側?
『遅かったな。どこへ行くつもりだったんだ?』湯気のたつカップで手を温めながら周藤は笑っている。『別に。』マフラーを外しながら向かいに座る。店内は暖房がきいていた。離れるなよ?とか言ってたくせに。…先を急ぐ俺を呼び止めない、あなたの性格を疑います。『お待たせいたしました。ホットミルクです』カップとハチミツのポットが置かれた。 ここではカフェオレにもハチミツなんだぜ! と、周藤はなんだか自慢げ
日和 [3,761]