トップページ >> ボーイズラブの一覧
ボーイズラブの官能小説に含まれる記事が1120件見つかりました。
-
扉の向こう側?
それから俺達は敷地内を見て回った。デカィ龍の描かれた屏風とか、へんな形の燈籠とか。三賀日も過ぎたというのに 結構な参拝客にもみくちゃにされながら。離れるなよ?時々遅れる俺に差し出される手。その度に振り払う。周藤は苦笑するものの何も言わない。俺がムキになってるのだってきっと知ってる。大股で周藤の後ろを歩く。雪で足がとられるけど仕方ない。“勝手知ったる”と歩き出す須藤と違って、俺にははじめての場所
日和 [3,394] -
扉の向こう側?
『…到着っと!』あれから10分くらいで本日の目的地に着いた。あの時コンビニで引き返すこともできたのに、寒さに負けてついてきてしまった。着くなり先に降りた周藤はジェントルマンみたいに助手席のドアを開けた。わざとらしく一礼する周藤に、イラっとする。『…ここって』聞かなくても分かる。重々しく構えた門。奥には立派な境内があって―。『神社?お寺?』なんだってこんな雪の中。チラっと周藤をみた。まだ何も
日和 [3,664] -
扉の向こう側?
『もう着くからちょっと休憩な?』周藤は、そう言ってブラックコーヒーをイッキ飲みするとシートをたおして横になった。もう一度、何処へ行くんですかと聞いてみるけれど、無視なのか、疲れているのか、返事は返ってこない。はぁ…なんだよ。カフェオレを飲みながら周藤を恨めしそうにみる。身長180?(推定)。やせ形。でも肩幅はしっかりあって。だから悔しいけど、今日みたいな革ジャンがよく似合っている。…デニム
日和 [3,238] -
扉の向こう側?
『…一体何処へ行くんですか!?』もう何度もした質問。けど答えは『…さぁ?』しか返ってこない。時間ぴったりに迎えに来た周藤は俺を車に乗せると行き先を告げずに走らせた。もう一時間以上だ。会話もない。時折ラジオに向かって『お、いい曲だ』とか言うから『好きなんですか?』と聞いてみても、何も答えない。完全無視だ。俺に興味がないか?だったら何であんな『果たし状』なんか―。会話もないし、やる事ないし。手持ち
日和 [3,252] -
月夜の晩に 6
「ァアッ…ア…せ、んぱ…何で…本…当に…?」押し倒されて…両腕を引き上げられて、片手で押さえつけられている。 先輩の自由なもうひとつの手が下半身に伸びて行く… 身をよじっても、足と足の間に先輩がいるから動けない…力も、入んない。 「抵抗、そんなもん?」思わず、涙目になりそうになる。悔しいからとかじゃなく単にパニック。 「ヒアッ…アッ…アアッ」先輩の指が服の上からアレに触れて、瞬間、はだけた胸元…
にゃんこ [4,110] -
月夜の晩に 5
絵の具がつかないように着ていたエプロンの紐を外され、学ランのボタンも全て外されてしまって…。 「お前、やっぱり変わってるな…」舌を引き抜かれて、しばし呆然と見上げる。 「男の俺にいきなりこんなことされて、されっぱなし…誰でもいいわけ?」シャツの中、長い指滑らせながら苛立ちに近い声。 「抵抗…したら、いいんすか…?俺…よくわかんないですよ…」触れられて、今まで感じたことがないくらい…こんな風になっ
にゃんこ [3,794] -
優しく愛して?
暫くして誰かが僕の名前を呼んでる。だれ…、なに…「夏樹、どうしたんだ?こんな所でしゃがみこんで、誰かに何かされたのか」夏樹、と大きな声で呼ばれて僕は、その声の主が誰かわかった。「優斗さん…」「夏樹、大丈夫か!?」僕は、優斗さんの顔をみたとたん、クリクリした目から大粒の涙がポタポタと流れた。「夏樹…」「優斗さん…、優斗さん…。」僕は、さっきの優斗さんと女の子のキスが忘れられず、優斗さんに…キスをし
水無瀬玲奈 [3,386] -
扉の向こう側?
10分後、商品を並べ終えてカウンターに戻ると先輩は電話中だった。『…じゃないでしょうが!いいか?!…』!横目で俺に気付くと慌てて電話を切った。『終わりました。…あの、電話…切らなくても』『あ、いーのいーの!それより早かったじゃん?!いつもより並べやすかったんじゃない?』なんて。確かに…いつもなら棚をいったり来たりしていたっけ。今日はそんなことなかった。『でしょ?昨日、弘希…いや、店長が君が並べや
日和 [2,924] -
扉の向こう側?
『あれ?佐倉君、もう疲れちゃった?!』ため息をききつけて先輩が声を掛けてきた。『い、いえ!大丈夫です!』『あ、そう!笑 じゃあ早いところ残りの片付けちゃおうか?そこので終わりだから!』そういって俺の後ろを見た。段ボール箱が2つ。昨日届いた新曲とアイツの残業分。わかりましたよ。新入りは“店長サマ”の“尻拭い”だってなんでもやりますよ!!イライラして軽く段ボール箱に蹴りを入れる。そこに先輩が。
日和 [2,714] -
扉の向こう側?
俺の名前は 佐倉 有(さくら ゆう)。高校を卒業してからこのCDショップでアルバイトをしている。といっても、まだ1ヵ月くらいだけど。身長167cm、みっともない華奢な体格。面接をした店長は俺が『力仕事は自信ない』と言ってもイヤな顔ひとつしないで 『うちには力仕事以外の仕事もあるからさ!』って言ってくれた。優しい人だ。俺がヘマしても逆に気遣ってくれて。おんなじくらい華奢に見えるのに大型テレビ
日和 [2,724]