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ボーイズラブの官能小説に含まれる記事が1120件見つかりました。
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メガネとバイク?
先輩の唇が、俺の首筋を這い回る。全身が泡立つような、感覚が走る。「あっ…」思わず、声がもれる。先輩の手が、制服のシャツを捲り上げ、俺の胸の突起に触れた。「あっ…んっ…」声が出るのが恥ずかしくて、俺は、唇を噛んで、耐えようとした。「リク…可愛い…声…聞かせて…?」クラクラする…。先輩の長い指が、俺の胸の上を踊る。「やっ…せんぱ…あぁっ…ふっ…」先輩の指が、胸からスーっと、下に降りて来て、俺のズボン
うさこ [2,932] -
メガネとバイク?
病弱で、いじめられてた小中学校時代。高校に入ってからも、友達が出来なかった、俺。初めて声を掛けて来たのが、大槻先輩だった。「新入生。下ばっか見てても、道開かねぇぞ?」この人に、ついて行こうと思った。先輩との、危険な遊びが、新鮮だった。先輩に、バイクの乗り方を教えてもらうようになって、不思議と体が強くなった。憧れの気持ちは、ある。でも、キスする関係として、見たことがなかった。嫌じゃ…ない。むしろ、
うさこ [2,551] -
それでも僕は 8
なんでこうなったんだろ僕はリイチ先輩と木崎の部屋にいた。亮二先輩はもう部屋を別に移してるから、いない…別の生徒がいる。リイチがそいつに何か囁くと、席を外した。僕はどうでも良かった。誰に見られようが知ったことかよ。「普通」でいることや、人間と関わらないことを望んできたのに…。今の僕はなんだ。なんなんだよ…。 木崎が僕を見つめている 怪訝そうだ。なんだ、馬鹿みたいな顔しやがって…。リイチ先輩が僕の正
ねこ [2,250] -
それでも僕は 7
「鈴…お前、マジで言ってんの?」僕は真面目だ。震える指先で気づいて。「先輩が好きです。苦しいんです…僕は…」腰に手を回したままの状態で、くるりと先輩は向き直った。僕は恥ずかしくて顔が見られないから、先輩の胸に頭を押し付けている。眼鏡潰れそう。「鈴!」呼ばれても見れない。先輩が、僕の頬に手を添えて…優しく仰がせる。「泣くなよ、馬鹿」切なそうな先輩の瞳。女の子相手にするみたいに、僕の顎に指が伸びて…
ねこ [2,078] -
それでも僕は 6
気づいてしまってから、僕は先輩を見つめるのが怖くなった。見つめる度に好きになる 胸が痛くなる。どこか空虚な目で、誰かを探してる先輩。リイチ先輩と転校生が笑いあいながら…ふざけあいながら、通りすぎるのを見て、目を細める先輩… 。もう、忘れてよ。転校生なんか、忘れてよ僕は叫びそうになる。時折転校生が複雑な表情を浮かべて先輩を見ると…先輩は瞬時に表情を変えて手を振る。快活に。明るく。転校生に気を使わせ
ねこ [2,490] -
メガネとバイク?
屋上。屋上のフェンスにもたれて、赤い長めの髪をかきあげながら、タバコを吸う、大槻先輩の姿(>_<)サマになるぅ〜。「大槻せんぱ〜い♪」「よぉ、リク。三嶋(みしま)に、また捕まってたんだって?」三嶋…三嶋海鈴(かいり)。風紀委員長だ。先輩と同じクラスで、同い年なのに、先輩はかっこ良くて、アイツは何で、あんなに、性格悪いんだ?「そうなんですよ〜?何で、俺なんですかね??」「リクが、可愛いからじゃない
うさこ [2,327] -
メガネとバイク?
好きな物は、バイク、仲間、大槻先輩(俺に、バイク教えてくれた人)。嫌いな物は、テスト、先生、風紀委員長。生徒指導室。何で、いつも俺だけなんだ?俺は、目の前の風紀委員長を、睨み付けた。「2年1組。香月陸斗(かづき りくと)君。いつになったら、金髪を、黒に戻してくれるのかな?」風紀委員長が、眼鏡を押し上げて、口の端を上げて、意地悪く、笑う。「今、一緒に登校して来た奴ら、みんな金髪だったと、思うんだけ
うさこ [2,416] -
赤い彗星32(最終回)
「やだっ…こたろ…何で…?」虎太郎の居なくなった蕾が、ヒクつく。虎太郎は、ベッドから起き上がると、寝室から出て行った。「こたろ…?何処に行くの?」俺は、後を追う。リビングのソファに、虎太郎は、腰掛けて居た。「おいで…」虎太郎が、両手を広げる。俺は、虎太郎の膝の上に跨がった。ぎゅって、抱きしめられる。「これを、彗にあげる」虎太郎が、俺に見せたもの。ダイヤのリング。「いつか、彗が大人になって、俺の気
うさこ [2,023] -
それでも僕は 5
それから、先輩は風邪で寝込んでしまった。あの嫌な咳をしていた次の日から。そして…それを境に全てが変わってしまった。屋上に二人はいた。木崎優輝…転校生と、亮二先輩。二人は奇妙に馴れ合いながら、一種独特の空気を共有していた。親密、というのじゃなく…慰め? 癒し…。初めて、偶然に屋上で二人が唇を触れ合わせた場面を見た時…僕は愕然として…走っていた。鈍感で、馬鹿な僕は、それを…逃げた理由を突き詰めなかっ
ねこ [1,979] -
それでも僕は 4
梅雨。雨が続いて水を撒かなくてもいい季節。先輩は屋上の出っ張りの下でiPodを聞いていた。横にはビールの空き缶。なかには何本かの吸い殻があるに違いない。僕は静かに隣に座り、そっと先輩の片方のイヤホンを外した。綺麗な顔。目を閉じたまま。僕は心臓の音に気づかないフリをして僕は平静を装う。イヤホンを耳にあてる。クラシックだ。いくら疎くても知ってるサティのジムノペティ。悲しいくらいに美しい旋律…月の光を
ねこ [2,068]