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ボーイズラブの官能小説に含まれる記事が1120件見つかりました。
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鬼畜なアイツ 10
「ち…ちょっと、何?」焦る俺に、リイチは器用に左手で食べながら膝に置かれた手をスッと上に滑らせる。手を払いのけようとした時、リイチは小さく笑う。「払ったら、僕とキスしたこと広めるよ」げっ!脅しかよ??「リ、リイチ、ふざけないでくれよ」ふざけてなどないと俺自身わかってる…(汗)「てゆうかね、桜…僕に触られて感じるの怖いんでしょ?男に触られて感じるなんて変だもんね」は…? 何がだよ、こいつ〜(~_~
ねこ [3,139] -
鬼畜なアイツ 8
食堂は混んでいた。軽〜くリイチの告白を流したリョウは、俺とリイチを引き連れてご機嫌だった。「リョウはね、食べてりゃ幸せなんだよ」そっと耳打ちされ、そおなの、とか呟きながら内心激しく動揺する。なんで俺ばっか意識してんだよ。二人ともケロッとして。食堂は良い匂いで充満していた。寮舎での生活費は食費も込みなのでワザワザお金を用意することもないから楽だ。その上、かなり豪華だし…やっぱり親父についてかなくて
ねこ [2,858] -
鬼畜なアイツ 7
「お〜、優輝!すっかりリラックスしてんな〜」荷物がある程度あるべきところに収まったころ、亮二が帰ってきた。リラックスだあ〜?? してね〜よ(怒)荷物整理している最中、ずうっとリイチの視線を感じていた俺はピリピリしていた。リイチはといえば、穏やか〜にあの凄まじいベッドに腰かけてiPod聞きながら俺を見てるし。 ああ…疲れる凹「リョウ、酷いんだよ桜って」リイチは美しいとさえ言える机に向かうリョウに歩
ねこ [2,526] -
鬼畜なアイツ 6
部屋は三人部屋だけあってわりと広かった。男子校の寮舎なんて汚いかと覚悟していたのにそうでもない…ある一郭を除いて。何も置かれていない机と荷物がのせられているベッドがあるのが俺のスペース。丁度、真ん中。で。問題は俺スペースの左側 …なんだよ、これえ(汗)超汚えっ(>_<) 右側の整然としたスペースとは真逆の劣悪空間!! 机は雑然と積まれた教科書、雑誌、食べかけのパンが放置。袋菓子は開けたまま中身が
ねこ [2,220] -
鬼畜なアイツ 5
当然、俺はリイチと距離を取りながら案内されるがままついていく。脳内活動は活発化してるんだけどね。…俺、なんかあんなことされるよ〜なことしましたか? リイチの後ろ姿に問うてみても虚しい…。リイチは気にもしないで ここが食堂で…だの、この道が近道だの言っている。ハイハイ、解りましたよ あんたの思考回路以外はさ、と心の呟き。「はい、ここが我が翔花高校の寮舎です〜、よろしくね」ね、の語尾にメールならハー
ねこ [2,500] -
鬼畜なアイツ4
く…唇に、唇があたっている…とゆ〜状況ってつまり、それって…。「う…わっ!」思わず、リイチを突き飛ばしてしまった。学ランの袖で、唇の柔らかい感触を拭う。な…俺、キス、したことねえのに!! リイチは表情一つ変えずに微笑んでいる。「傷ついちゃうなあ、僕…拭かなくてもいいじゃない」「て…てめ〜」どうしてくれようか? こんな華奢な奴殴るのも気がひけるし、転校早々問題起こしたくね〜(*_*)いや、いやいや
ねこ [2,602] -
鬼畜なアイツ 3
「リイチ、寮案内してやって。俺は先生と話あっからさ」放課後、亮二は俺をリイチに押し付けてサッサと職員室に消えてしまったぽつんと残された俺は、真横に立つリイチをチラッと見る…気まずい…。「じゃ、いこ。桜さん」「ちょっ…だから、それやめろよ、俺は…」リイチはピタリと足を止めてこちらを見つめる。俺と同じくらいの身長だから、目線がもろにぶつかる…。な、なんか、嫌だ。「…怒った?」なんなんだ、コイツ! 「
ねこ [2,531] -
鬼畜なアイツ 2
しょっぱなから出鼻を挫かれた感じ。俺は渋々指定された席についた…しかも、アイツの真後ろだし。休み時間、転校生に興味津々の生徒らに囲まれて他愛ない質問に答えていく。どっからきたの?なんできたの? 試験うけた? 等々…ま、転校生であることの宿命だ。すると、突然背の高い茶髪の生徒が笑って俺の肩を叩いた。 「ハイ、優輝ちゃん!俺、宮前亮二〜リョウちゃんって呼んでね」「え?は、はあ…」妙に馴れ馴れしいが、
ねこ [2,591] -
鬼畜なアイツ 1
俺は木崎優輝… 全寮制男子校に親の都合で放り込まれた日本一不幸な高校二年生。二年生…つまり、転校生ってわけ。親父は仕事の都合でイギリスに転勤、離婚して他に身寄りもいない俺は「全寮制」という安全を押し付けられたんだ。冗談じゃないよ、本当…陰鬱な気持ちで、おっとりとした担任が俺の紹介をしているのを聞いている…ん?ふと、満面の笑顔で俺を見つめる顔があることに気づいた。なんだ、あれ(笑)そいつは後ろから
ねこ [2,991] -
待たないよ4
それからは特に騒々しかった移動中俺を見つけては駆け寄ってきたり食堂で会えば隣をがっちりガードされ屋上に行けば俺の指定席だったこの場所には奴の姿が必ずあった一歩間違えれば…いや間違わくともストーカー行為だ。それは怒りを通り越し呆れる程に。たまに感心すら覚える…こいつ忍者なんじゃないか?「野原ー」そう笑顔で何処からでも駆け寄ってくる姿はまるで飼い主を見つけて喜ぶ犬だこいつはそんな可愛いもんじゃないけ
しらき [4,107]