官能小説!(PC版)

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恋愛の官能小説に含まれる記事が3667件見つかりました。

  • あの朝に…12

    12 不安を押し殺しながら行くあてもなく歩いていると公園があった。公園の時計を見るとまだ8時…はぁ、お腹減ったな〜。歩くことにも疲れブランコに座る。ブランコなんて何年ぶりだろう、小さい頃よく遊びに連れて行ってもらったな…そんな両親が…また涙が溢れてきた。 にじんだ世界は通勤・通学の人々で活気に充ちあふれ足早に過ぎていく、私だけ取り残されていくようで声を上げて泣いてしまう。「大丈夫?」優しく低い声
    サーター  [6,821]
  • あの朝に…11

    11 単調な毎日を過ごしてきた私にはヘビーすぎる…人生のイベント全てが終わったのではないかと思った。少し休むつもりで腰をおろした人気のない路地で私は眠ってしまったのだった。 知らない町を歩きながら、そんなふうに昨日の出来事を頭の中で処理していた。 ぐ〜ぅ…お腹がなった。そう、昨日の昼食を最後に今朝まで何も食べていない。これからどうしよう、お金もない…携帯も居場所がわかるかも知れないのでサー
    サーター  [7,232]
  • あの朝に…10

    10『ごめんなさい車どこかわからなくて迷ってたの』見苦しい嘘をつき恐る恐る顔を上げると…そこにはポカンとした表情で、おじさんが立っていた。ホッとして匿ってもらえるよう頼みこんだ。おじさんは私が隠れていたトラックのドライバーで、私と同じくらいの娘さんがいるらしく家に帰るよう説得されたが、頑なに拒否し荷物の届け先まで連れて行ってもらえることになった。何時間か経ち…その町に着き私は頭をさげ感謝の気持ち
    サーター  [8,574]
  • あの朝に…9

    9 手を近づけた瞬間『ゲッうぇ〜、吐きそう。私車弱いの…トイレ行ってきて良い?』 男は冷めたらしく掴んでいた手を放し「早く行ってこい」と怒り気味に私から離れた。 車からおりトイレに行くふりをして、とまっていたトラックの影に身を潜めた。 初体験を知り合ったばかりの男に奪われるのは嫌だ。我ながら迫真の演技だったと思わず笑ってしまう。 と、その時後ろから足音が…ビクッと体が震え動くことができない。「何
    サーター  [8,030]
  • あの朝に…8

    8『えっ?…』何が起こったのかわからなかった。「一回ここでやらせて、ちゃんと泊めてあげるから!」そう言いながら男の手は私の濡れたTシャツをめくりあげる、抵抗しようとした両手は男の左手にガッチリと掴まれてしまった。華奢なのに案外力があり逃げようにも勝ち目がない…「気持ち良くしてあげるよ」耳元で囁かれ首筋をペロ〜と舐められる。『嫌っ、やめて!』ジタバタしているとブラジャーをはずされ胸があらわになった
    サーター  [7,968]
  • あの朝に…7

    7すぐ相手は見つかった。25才の男で毎日県外から仕事で私の町へ来てるらしい… 20分ほど待つと特徴を教えられたとおりの車がロータリーへ到着した。 近づいていくと窓を開け優しく微笑んで「初めまして、助手席へ乗って」と、びしょ濡れの私に驚きつつもタオルをくれた、軽く挨拶を交わし車へ乗り込む、ぎこちなく会話をしながら今日泊めてほしい理由などを話した。 高速にのるとしばらくして「ちょっとトイレ」と言って
    サーター  [7,708]
  • あの朝に…6

    6花びらが舞い散る、私は家を飛び出した雨の中傘も持たず、ひたすら走った。駅に着いたが、鞄は家で何も持っていない…ただポケットの携帯だけがブーブーブーっと何度も震える、着信は全て家からだ。ベンチに座ると涙が溢れてきた。雨とも涙ともわからないそれを拭おうとしたら掌に数箇所血がにじんでいた。さっきバラを握り締めたとき刺さったのだろう。その傷を見て、あの母の顔を思いだしボロボロ涙がこぼれた。自暴自棄にな
    サーター  [7,986]
  • あの朝に…5

    5おかしい、2階には私の部屋と書斎と両親の寝室だけ…耳を済ますと「あんっ。あ〜ん」と小さく声が聞こえる、こんな声聞きたくないテレビをつけ大音量にする、間もなく2階からバタバタと母がおりてくる…着衣は乱れ気味、頬は紅潮し少し汗ばんでいる、口紅はズレた部分がある。母から出た言葉は「あら?さき〜!予備校に行ったんじゃなかったの?」 呆れた…夫婦そろって。『何してんのよ』そのまま玄関まで走った。バラの花
    サーター  [9,422]
  • あの朝に…4

    4父は浮気していたのだ。父に絶望した私は母のいる家へ急いだ。母へのプレゼントに真っ赤なバラを買って…玄関には鍵がかかっていた。家にいる時は鍵を閉めないのに…傘立てには見慣れぬ傘が入っていた。鍵を開け中に入ると、ここにも見知らぬ靴が、お客さん…?と思いリビングに入ると電話の留守電ボタンが点滅している、再生するとさっきまで後を追い掛けていた父の声…「すまない…今日は接待で遅くなる。誕生日おめでとう」
    サーター  [9,042]
  • あの朝に…3

    3今ちらっと見えたのは確か…運転席には、以前開いた我が家の新築パーティに来た、父の部下の人で…親しげに話していたし、綺麗な人だったので一度しか見たことがないが覚えている。なぜだか胸騒ぎがしたので後を追うことにした。信号にひっかかっていたので、すぐ追い付くことができた。雨で見えにくいが信号待ちのたび二人が寄り添っているように見えるのは気のせいだろうか…?しばらく車を走らせるとラブホテル街へ、迷う様
    サーター  [8,960]

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