官能小説!(PC版)

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恋愛の官能小説に含まれる記事が3667件見つかりました。

  • 星に願いを NO.15

    翌朝、秀太郎が帰って来た。私は秀太郎の目を見ることができなかった。昨晩の自分の行為。いやらしく、汚い母を思い出し、気分が悪くなった。「どうした?具合悪い?」秀太郎は心配そうに私の顔を覗いた。「何でもない…。」「顔赤くないか?」「大丈夫!」私は秀太郎を振りきり、学校へ行った。授業中、ずっと秀太郎の事を考えていた。バイト中も気がつけば秀太郎を目で追う私がいた。翌日、秀太郎はバイトを休んでどこかへ出か
    小椋都  [8,656]
  • 星に願いを NO.14

    その日、秀太郎の帰りは遅かった。帰って来ないのだろうと思った。一人で眠るベッドは少し広く感じた。いつも秀太郎が使っている枕に顔を埋めると、秀太郎の髪の匂いがした。ドキドキしてカラダが熱くなる。今までに無かった感覚。私の右手が私の左の胸に伸びて行った。大きくはない胸をそっと包み、揉んでみた。この手がもし秀太郎の手だったら…と思うと止められなくなった。胸の先端をキュッと摘んだり、指でぐりぐりと押した
    小椋都  [9,124]
  • 星に願いを NO.13

    私と秀太郎が一緒に住んでいる事はバイト先でも話題になった。今まで私を遠巻きに見ていた人たちと少しずつ会話ができるようになった。“高橋さん”から“季吹ちゃん”と呼ばれるようになった頃、女の子たちから尋ねられた。「伊吹くんとどうやって付き合う事になったの?」私はしばらく考えた。私たちは恋人ではなく、友だちである。「付き合ってないよ。ただの友だちだよ。」私の言葉に皆が驚く。それはそうだろう。男と女が一
    小椋都  [7,739]
  • 星に願いを NO.12

    私は秀太郎と一緒に住む事になった。母から連絡など一切なかった。むしろ、男を連れ込むには都合がいいだろう。夏休み明けには自立できるだけの資金も貯まる。それまで秀太郎に甘えることした。私は毎朝起きて、朝食を作り、学校へ行き、バイトへ行って、夕食を作る。休みの日には洗濯と掃除をする。その繰り返しだった。一方、秀太郎は私が作ったものを食べ、学校へ行き、バイトへ行く。だが時折、バイトを休み、長くて2日帰ら
    小椋都  [7,802]
  • 星に願いを NO.11

    秀太郎は私に駆け寄った。涙で顔ははっきりと見えないけれど、確かに秀太郎だった。「どうした!?こんな時間に。」「あ…あの…。」私はそれ以上言えなかった。「お前…!その顔…。」秀太郎は私の頬の腫れと、ボロボロの服に気がつき、そっと頬に触れた。指は細いけど大きい掌。「あ…うん…。」誰かの前で泣くなんてあっただろうか。私の涙を見た優しい秀太郎。何も言わず、私を抱き締めてくれた。私はただ、秀太郎の胸で泣い
    小椋都  [8,809]
  • 星に願いを NO.10

    「うわっ…!」男は私から離れて目を覆い、必死に水道の蛇口を探した。私はその隙にカバンを手に取り、家を出た。とにかく走って、走って。どこへ行けばいい?私に行くところなどない。「伊吹くん…。」私は秀太郎の部屋へ走った。一駅分ある秀太郎の部屋まで止まることなく走った。秀太郎の部屋は明かりはついていなかった。「今日…バイト休んでた…。」ピンポンとチャイムを鳴らしてみた。秀太郎は出て来なかった。私は疲れを
    小椋都  [8,540]
  • 星に願いを NO.9

    秀太郎の家から学校へ行き、バイトを終え、私は自宅に帰った。この日は母の声は聞こえず、鍵が開いていた。母が一人でいるのかと思った。「お母さん…?」部屋に明かりがついていたので声をかけると、食卓に座って酒を飲んでいる男がいた。マズイと思った。「礼子さんはまだだよ。」男は30位のエリートサラリーマン風だった。一度見た事があった。私は無視して自分の部屋へ向かった。男は私の腕を掴んだ。今まで恐れていたこと
    小椋都  [9,161]
  • 星に願いを NO.8

    「あのさ。」朝食を食べながら秀太郎が口を開いた。「季吹が嫌じゃなければ、ここに住んだら?」私は一瞬、自分の耳を疑った。だがすぐに我に返り、「一緒に住むなんてできないよ!」そう答えると秀太郎は真面目な顔をしながら続けた。「昨日の様子だと、季吹が安心して生活できる環境じゃなさそうだし、お前の学校ってカリキュラムきついだろ?勉強だって大変なのに。」秀太郎の言うことは当たっている。中学時代から私は常に母
    小椋都  [7,971]
  • 星に願いを NO.7

    秀太郎は私をバイクに乗せてそのまま走った。私は母の醜い声を聞かれたことと、体がだるいことでどうでもよくなっていた。気づいた時には秀太郎の部屋にいて、彼は私に水と風邪薬を私、彼のベッドで寝かせてくれた。秀太郎はタバコに火をつけようとしたが、私を気づかって灰皿にタバコを置いた。「伊吹くん…。ごめんね…。」私は申し訳なく思った。「気にすんな。早く寝ろよ。」優しく秀太郎は微笑んでくれた。「ひどい事言って
    小椋都  [7,980]
  • 星に願いを NO.6

    「ここでいい。」私は秀太郎に降ろしてもらうよう頼んだ。「家までちゃんと送るから。」そう言ってそのままバイクを止めなかった。私の家の前まで着いた時、嫌な予感は的中した。「あぁっ、すごい…っあぁぁっ…。」母のあられもない声が聞こえる。聞かれたくなかった。誰にも知られたくなかった。「いい年して男連れ込んで…毎晩…。」私は朦朧とする中で秀太郎に話した。秀太郎は黙って私の手をひいて再びバイクを走らせていっ
    小椋都  [8,422]

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