官能小説!(PC版)

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恋愛の官能小説に含まれる記事が3667件見つかりました。

 
  • 恋愛モラトリアム 第十話 6

    「・・・見事なものだ」「恐縮であります」 後日王宮に設けられた自身の執務室において報告を受けたルーカスが、それを持ってきた亮太郎へとそう告げると彼は如才なく一礼して涼しげに言い放つ。「これまでの厳しい修練に、倅は立派に耐え抜いてくれました、それにあのカッシーニの少女もよく助けてくれたと感謝しております」「まったくだな」 それを聞いて満足げに頷いた黒髪、黒眼の魔術師はしかし直後に”くれぐれも”と念を
    アメージング・ソルジャー [782]
  • 恋愛モラトリアム 第十話 5

     駆け付けてくれたことには礼を言うとしても通常、こういう場合は例え戦功を挙げたとしても処罰は免れ得ない上に、そもそもこれだけシャドウスキルの警戒が厳しい中に、幾ら同胞とは言えども一介の少年が容易く紛れ込める訳も無く、流石の孤高の女王でも思わず首を傾げる。 もっともそれは致し方のない事だったのだが今回の事は彼女たち現場の人間から見れば正に”雲の上の存在”とでも言うべき国王ペリオット三世の側近中の側近
    アメージング・ソルジャー [558]
  • 恋愛モラトリアム 第十話 4

     そのまま更に手足を拘束して抱き抱えると異変を察知して救援の為に駆け付けて来た増援部隊に引き渡し、自身も上層部への報告と、コーネリアがどこまで情報を持っていたのか、またそれらをどこへと持って行ったのかを調べるために、仲間達と共にシャドウスキルの本部のある、ダグラス中央区画、特別要人地域へと引き上げる積りでいたが、その直前。「メリー、大丈夫?」「う、うん。エグ、ヒグゥッ。ありがとうソウタ、大丈夫、だ
    アメージング・ソルジャー [570]
  • 恋愛モラトリアム 第十話 3

    「天の御社、国の御社・・・」 少し離れた場所まで後退すると何やら祝詞のような言霊を唱えて印を結び、丹田がへこむほど深く息を吸い込んだ、そして。「・・・・・!!」「な、なにぃっ!?」「そんな馬鹿な・・・!!」 離れた場所からその光景を見守っていた面々が口々に驚愕の言葉を漏らすものの、少年が両足を踏ん張らせて「ハアッ!!」と気合一閃叫ぶと同時に彼の体から眩い金色の光が迸り、ゴーレムの体をつんざいてそこ
    アメージング・ソルジャー [574]
  • 恋愛モラトリアム 第十話 2

    「わかった、じゃあその流れを断ち切ってしまえばいいんだ!!」「・・・なに?」「出来る訳がないだろう、そんな事が!!」 セフィアリアと共にコーネリアもまた、呆れたように呟くものの、当の蒼太は落ち着き払った涼しげな顔を傍らに蹲っているメリアリアへと向ける。「立てる?メリー・・・」「う、うん。大丈夫。もう怖くないよ・・・」「じゃあ悪いんだけど、暫く後ろに回って見ていてくれる?」「うん、解った!!」 その
    アメージング・ソルジャー [365]
  • 恋愛モラトリアム 第十話 1

     その昔、神様の真似事をして人間を作ろうとした男がいた。 彼は捏ねた土に呪いを施すことで人造人間を造り出そうとしていたのである、ところが。 出て来たのは確かに、姿形は人間であるもののその実、周囲の肉ある者達を無尽蔵に食らい尽くそうとする化け物であった、要するに完全な失敗作であったのだ。 これこそがゴーレムの始まりであり、その倒し方はいたって簡単、偽りの命を演出している魔方陣を破壊するか、お札などの
    アメージング・ソルジャー [352]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 14

     だから直後に自身を呼ぶ懐かしい声が聞こえて来た時は当初は聞き違いかと思った、恐怖で頭がおかしくなってしまったのかと、しかし。「メリーッ!!」「ソウタ・・・?」 驚き戸惑う彼女の体をヒョイッと素早く抱き抱えるとそのまま大きく後方へと跳躍するが、直後にズウウウウンッと言う地響きと共に大量の砂塵が舞い上がって視界を塞いだ、ゴーレムの攻撃が虚しく地面に激突したのであり、もしあのままあそこに居たらと思うと
    アメージング・ソルジャー [313]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 13

    「あ、ああ・・・っ!!」(私、死ぬ・・・)「メリーッ!!」 何とか動こうとするものの最早体力など残されてはいない状況である、更に先程の攻撃を受けた際に着地に失敗して足を挫いてしまったようだ、かわそうにもかわしようがない。 何よりももはや体が動いてはくれず、絶体絶命の状況下でメリアリアは思わず目を閉じた。(ソウタ・・・!!) そんな極限の状態の中で少女が真っ先に思ったのが幼なじみの少年の顔だ。 無意
    アメージング・ソルジャー [340]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 12

    (恐怖に負けたら死ぬ、動けなくなったらもう終わりだ!!) そう考えた少女は一息付くと、今度は光の魔法剣を用いてゴーレムの暗黒魔道を破壊しようと試みるが、これを受けたゴーレム達の動きがようやく鈍った、やはり暗闇の呪法で生み出された化け物には相当な効果があったようである、しかし。「グフーム!!」「きゃああっ!!」 流石のメリアリアも先程までの戦いで消耗していた、体の反応が鈍くなり攻撃も鋭さを欠いてしま
    アメージング・ソルジャー [311]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 11

     一瞬、たじろいだコーネリアだったがすぐに落ち着きを取り戻すと余裕の表情でそう応えるものの、なんと先ほど切り落としたゴーレムの手足が風に乗って舞い上がり、本体に纏わり付いたかと思うと瞬く間に復元して起き上がり、再びこちらへと向かって来るではないか。「お前たちでもそう簡単には勝てん、言ったであろうが!!」「たあぁーっ!!」 それを聞いたメリアリアがゴーレム達に突っ込んで行き、当たるを幸いに剣で薙ぎ倒
    アメージング・ソルジャー [324]
 

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