官能小説!(PC版)

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恋愛の官能小説に含まれる記事が3667件見つかりました。

 
  • 恋愛モラトリアム 第九話 10

     どうしても、と言葉を続けながらもコーネリアは少しづつ後退していた、この状況下でも脱出を決して諦めないのは彼女の強さとしたたかさ、そして訓練の為せる業だ。「戦うつもりならば本気で攻撃することをお勧めするぞ?もっともそんな事をすれば事件は確実に明るみに出るだろう、校舎だって無事には済むまい、さてどうする?」「・・・・・」「ちなみにもう一つ、教えておいてやろう。コイツ等はもし、外敵によって倒されたり私
    アメージング・ソルジャー [341]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 9

    「・・・こいつらは!?」「サンドゴーレムか!!」「その通りだ!!」「正気か!?」 術式を終えた後で力を消耗しすぎたのだろう、多少よろけ気味になっているコーネリアへと向けて、女王師弟が避難の眼差しを向ける。「こんな街中で!!」「コーネリアさん、あなたは何と言う事を・・・!!」「好きに言え」 するとそれは覚悟の上だったのだろう、悪びれる素振りを見せて一瞬、視線を逸らしつつもコーネリアがそう応えるが、し
    アメージング・ソルジャー [299]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 8

    (してやられた、こんな子供だましに・・・!!)「命のやり取りに、熱中しすぎたな・・・」 愕然とする銀髪の暗殺者の下へ、ゆっくりと歩いて来たセフィアリアが言い放つが長年、戦士として生死の狭間を渡り歩いてきたコーネリアはそのせいで逆に頭を柔軟に使うことが出来なくなってしまっていた、剣や呪文=攻撃と言う概念に捕らわれ過ぎてしまっていたのだ。 それに加えて冷静な判断が出来なくなるほどに、メリアリアの猛攻に
    アメージング・ソルジャー [305]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 7

    (ハア、ハアッ。こ、このままではやられるっ!!) 金髪碧眼の姫騎士からの息も付かせぬ連続攻撃に耐え切れなくなったのであろう、徐々に押され始めてコーネリアは距離を取ろうと後退るがその瞬間、漸くにしてハッキリと気が付いたのだ、体が思うように動かずに、それどころかまるで鉛の枷か何かを付けられたように重く、反応が鈍っていると言う事に。(おかしい。まだ体力は有り余っているはずだ、少なくとも子供に負けるわけが
    アメージング・ソルジャー [317]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 6

    「ハア、ハアッ。くそ、このっ!!」「ハア、ハアッ。たああっ!!」 元々が可憐な美少女である上にシルキード・ナイツの正装に身を包んだメリアリアが戦う様は煌びやかで美しく、まさしく天空を舞う女王だ、“まだ子供だろう”とたかを括っていたコーネリアはすぐさま考えを改めさせられるがしかし、一方で善戦していると言えどもメリアリアもまた消耗していた、元々今の彼女とコーネリアとではほとんど互角と言ってよく、それ故
    アメージング・ソルジャー [334]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 5

     若干十二歳の彼女の機敏さや技の鋭さはしかし、コーネリアの予想を遥かに上回っており両手に装備している二本の鋼鉄製トンファーで必死に応戦するもののとてもの事、反応が追い付かない。「くうう・・・っ!!」(つ、強い・・・!!) 完成されたその実力に、思わず銀髪姫は舌を巻くが事前にデータや戦い方等は知っていたものの今、目の前にいる少女のそれは桁外れだ、白銀色に輝くレイピアを自在に操って攻撃してくる彼女の戦
    アメージング・ソルジャー [332]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 4

    「普通は居ませんよね?こんなご時世、折角掴んだ教師の、それも常勤の立場をわずか一年で捨て去ろうなんて。ツメが甘いと言わざるを得ませんね、むしろ随分とあっさり正体をばらすような真似をしていたので罠かと疑いましたよ」「・・・それはお互い様だ、セフィアリア」「・・・・・」「頼む、見逃してくれ。お前とまともにやり合っても勝てん、それに私には使命があるのだ、重大なる使命が!!」「・・・・・」 コーネリアの仲
    アメージング・ソルジャー [294]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 3

     相手がセフィアリアだと見るなや否やコーネリアが思わず舌打ちするものの彼女とてシュバルツが一目置くほどの女戦士である、孤高の女王に注意しつつも後ずさり、窓ガラスと一直線の位置を取る。 まともにやり合っても勝ち目のないであろうセフィアリアとの対戦よりも彼女をけん制しつつ校庭へと跳躍し、そのまま逃走した方がまだ助かる可能性が高いと判断したのである、しかし。 流石は百戦錬磨のセフィアリアである、コーネリ
    アメージング・ソルジャー [293]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 2

    「まだ残っておられたのですね」「あら」 一瞬、ドキッとしてしまうがそこには一人の女子大生の姿があった。 その人の顔を見てまず思うことは“厳しさ”であり、女性でありながら歴戦の勇士さながらの精悍さに溢れていた。 長い黒髪を後ろで一つに纏め上げ、ブラウンの瞳は臆する事無くジッとコーネリアを捉えている。 問題は彼女の服装だ、それは見紛う事なきシャドウスキルの正装具であり、それも一部の人間にしか渡されてい
    アメージング・ソルジャー [323]
  • 恋愛モラトリアム 第九話 1

    「はい、はい、解りました。ええ、こちらは大丈夫です、証拠書類は焼却しましたから・・・。、あとはそちらへと合流するだけです、・・・それでは」 カチンと受話器を置くその女性、コーネリア・スメルチカはフゥとタメ息を付いて宙を仰ぐが今年で二十六となるこの才媛は先祖が北方の雄、キエフ公国の出身であり、スラリとした体型に鼻の高い美人系の顔立ち、煌めく銀髪に燃えるような彼岸の持ち主であった。 端麗な容姿と柔らか
    アメージング・ソルジャー [339]
 

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