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恋愛の官能小説に含まれる記事が3667件見つかりました。
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恋愛モラトリアム 第七話 5
そんな彼らの内で特に性急な者達を“仇明派”と言ったが彼らは怪しいと思えば証拠が無くとも即逮捕、拘束して拷問に掛けてでも口を割らせる事も辞さない連中であり、その過酷な取り調べの為に既に数名の死者が出ていたのである。 当然、このやり方は著しく危険視されて遂には当代の国王から“活動を自粛するように”との通達までもが出されたのであるが、しかしそれ位で自らを省みる彼らではなかった、表向きはその勅令に従う振
アメージング・ソルジャー [266] -
恋愛モラトリアム 第七話 4
濃厚なキスは延々と続くがそこには確かに互いに対する性的興味や現実逃避的な一面もあった事も否めないが一番の理由はやはり“相手とくっついていたい、結ばれていたい”と言うお互いへの気持ちだ、だからこそこの“二人だけの秘密の時間”は殊更に特別な意味を持ったのである。しかしそんな毎日を繰り返していた二人の周囲も少しづつ騒然とし始めるが事の始まりは当時、王都ダグラスにおいて活発化していた各国諜報員の暗躍であ
アメージング・ソルジャー [297] -
恋愛モラトリアム 第七話 3
「ん、ん、ん、んっ。むふ、ちゅぷ、チュププッ。チュ、チュ、チュ、チュプッ。チュウウ、ジュルルル〜、チュプチュプチュプウゥゥッ!!」 まずは軽めのバードキス。 少しだけ尖らせた唇同士をソッと押し当てたり、あるいは唇で唇を挟むようにして愛撫をし、互いを癒して昂らせると、次にしゃぶり付くようにして激しいディープキスを開始する。 舌と舌とを絡ませ合い、口内のスポットを軒並み全て刺激するが互いの口の周りや顎
アメージング・ソルジャー [394] -
恋愛モラトリアム 第七話 2
自分に対する彼の真心に感動したメリアリアは気が付けばキスをしていたのであるが勿論、幾ら幼いとは言えどもそれだけの理由で異性の友達にキスなどする道理は無いが、では何故?と聞くと今のメリアリアにはその答えはまだ解らなかった。 ただ一つ、彼の事を考えているととても優しい気持ちになれるのであり、何か暖かくてジンジンとする思いが胸の奥から湧き上がって来るのだ。 そして彼に会いたくてどうしようもなくなってし
アメージング・ソルジャー [491] -
恋愛モラトリアム 第六話 10
「・・・・・」「んあ・・・」 少しの間、そのまま動かずに相手の唇の感触を堪能していたものの、やがて二人はどちらともなく顔を離すと見つめ合い、そして。 後は互いを抱き締めたまま、ひたすら口付けを繰り返した。「ん、ん、んむ、んあっ。チュ、チュ、チュ、チュプッ、チュプッ!!」「ん、ん、んっ、んぅっ。チュ、チュプ、チュプッ!!」(す、すっごいソウタの体っ。固くて熱くてムキムキしててっ。凄く逞しい・・・)(
アメージング・ソルジャー [288] -
恋愛モラトリアム 第六話 7
どうしてもその事が気になった蒼太がある日曜の午前中、学生寮の裏手にある小高い丘の上まで二人でちょっとしたピクニックに来た折に思い切って尋ねてみると一瞬、驚いたような表情を浮かべたメリアリアは、しかしすぐにいつもの彼女に戻ると視線を遠くの空へと移した。「・・・なんでも、ないんだよ。なんでも」「そうなの?でも何かあるんだったら・・・」「何でもないって言ってるでしょ!?いいから放っといて!!」「・・・
アメージング・ソルジャー [308] -
恋愛モラトリアム 第六話 9
照れくささと恥ずかしさから俯き加減で発せられたメリアリアの言葉に少年は戸惑いつつも必死に頷き返すがそんな彼の仕草に堪らなくなって少女は再びキスをする。 すると徐々に嬉しさの出て来た蒼太もまた、彼女の頬に口付けを返すがそれに対して少女は一瞬、驚いたように沈黙してしまった。「・・・・・っ!!」「あ・・・」「・・・ナマイキッ!!」 怒られるかな、と思ったけれどもメリアリアは怒らなかった、むしろ一層激し
アメージング・ソルジャー [314] -
恋愛モラトリアム 第六話 8
「?」「な、何て言うのかな、ぼく、あの、何て言うか良く解らないんだけど、でも!!話せば楽なるっていうか、その・・・!!」「・・・ぷっ!!」 あはははははっ、と思わずメリアリアは笑ってしまった、彼の切羽詰まった顔が、余りにも面白かったからだ。「クスクス、そうだよね、話せば楽になるよね。・・・ソウタ」「?」「ありがとっ!!」 チュッと暖かな感触がして唇がほっぺに押し当てられるがメリアリアが蒼太にキスを
アメージング・ソルジャー [332] -
恋愛モラトリアム 第六話 7
どうしてもその事が気になった蒼太がある日曜の午前中、学生寮の裏手にある小高い丘の上まで二人でちょっとしたピクニックに来た折に思い切って尋ねてみると一瞬、驚いたような表情を浮かべたメリアリアは、しかしすぐにいつもの彼女に戻ると視線を遠くの空へと移した。「・・・なんでも、ないんだよ。なんでも」「そうなの?でも何かあるんだったら・・・」「何でもないって言ってるでしょ!?いいから放っといて!!」「・・・・
アメージング・ソルジャー [298] -
恋愛モラトリアム 第六話 6
(なに、いつかはなれるだろう。そうでなければ死ぬだけだ) あるいはさっさと尻尾を巻いて逃げ出すか、それもまた本人の選択であり他人がどうこうできる領分でもなかった、現に彼女と同期で今現在も現役なのは十指に満たず、後は政府高官として現場を離れたか、もしくはトラバーユしたか。 いずれにせよやる気もないのにいられても目障りなだけでありその辺り、セフィアリアは徹底していたがそんな視線とプレッシャーとを受け続
アメージング・ソルジャー [355]