官能小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛の一覧

恋愛の官能小説に含まれる記事が3667件見つかりました。

 
  • 恋愛モラトリアム 第三話 4

     勿論、綾壁家の二人の兄も同様であり、彼等は一般常識や時事問題を学ぶために便宜上、国立中央学院大学の通信制スクールに入学しているもののその実質、二人への教育は全て指導者である亮太郎に一任されていた。 これは師の見立てで幾らでも教育プログラムの内容を組み替えたり、量を増やしたりする事が出来るのだが一方で後者は怪我や病気などで自分が満足に後進を育てられない場合に多く採られる方法であり、それ以外でも蒼太
    アメージング・ソルジャー [268]
  • 恋愛モラトリアム 第三話 3

    (良いものは、持っているんだがな・・・) 改めて蒼太を見るに彼の気功や整体、そして鍼灸の腕前は兄達と互角どころか凌いですらいて現に亮太郎自身も何度かお世話になった程であり、このまま成熟すればその方面でも一家言ある人物になれるだろうとは思うものの、ただし綾壁家の技術は一般のそれとは異なっていて、あくまでも怨敵の抹殺や仲間内でのアフターケアに用いられて来た物だ、そのままでは使えない。 そこで亮太郎は方
    アメージング・ソルジャー [376]
  • 恋愛モラトリアム 第三話 2

     またやると決めたらとことんやり抜いてしまう性根の持ち主であった彼は、同時に自分が間違っていると思えば“ごめんなさい”と頭を下げられる素直さをも持ち合わせていた為に、両親や兄達からも可愛がられていた、だが。 亮太郎は迷っていた、蒼太をこのままアシハラネットワークの一員として育てるべきかどうかで頭を悩ませていたのである。 正直、蒼太にはある種の激しさもあるし見所もある、鍛えれば兄達同様、否それ以上に
    アメージング・ソルジャー [324]
  • 恋愛モラトリアム 第三話 1

     蒼太達の綾壁家は王都ダグラスの中心部より東に二十キロの郊外にあるアッテルセン山脈の麓、アルベルトの街より更に三キロ程山中へと分け入った集落にその居を構えており、そこで代々、農業を営んでいた。 もっともそれは表向きの事、シャドウスキルであると同時にアシハラネットワークの一員でもあった彼等は指令が来ればいつも命懸けでそれらに当たり、そして任務を成功させて来たし、また日頃から厳しい修練に汗を流して来る
    アメージング・ソルジャー [251]
  • 恋愛モラトリアム 第二話 4

     これにはもう一つ、当時アジアにおいて唯一の先進国であり、尚且つそれなりの影響力を持っていたアシハラを、何とか自分達の側に繋ぎ止めておきたいとの思惑もあっての事だったのであるがそれに対してアシハラ政府は皇王の聖断を仰ぐと同時に有識者会議を開催、その結果“アンナスカヤとの間にどんな軋轢が生じようとも自分達は一切、表に出ないこと”、そして“シルフィード国内における綾壁家の身分と自由の保障”、“いざの際
    アメージング・ソルジャー [362]
  • 恋愛モラトリアム 第二話 3

     だが以降も素知らぬ体で諜報活動を続けていた亮太郎の元にも徐々に事件の経過を調査していたシャドウスキルが監視の目を向けるようになって来た、MS6の動向を追っていた彼等が連中の妨害工作と、それを巡る一連の事件の関連性に気が付いて捜査を開始した為だ。「彼等を貸して頂きたい、悪いようにはしないから」 状況が落ち着くまで、取り敢えず帰国する事となった綾壁一族であったがその直前に、アシハラ皇王と政府に対して
    アメージング・ソルジャー [271]
  • 恋愛モラトリアム 第一話 2

     しかし当初は互角の様相を呈していたその戦いも徐々にシルフィード側が押され始めるが、流石にMS6は手練揃いで練度も高く、またシャドウスキルが持っていない手段、道具を次々と繰り出して来る為に度々出し抜かれる場面が見受けられるようになり、“このままでは持たない”と危機感を募らせたシルフィード首脳陣は会談が最終段階を迎えるまで、証拠書類を別の場所に移すことにしたのだ。 だがそれすらもMS6の知るところと
    アメージング・ソルジャー [327]
  • 恋愛モラトリアム 第二話 1

     綾壁の家は元々、アシハラと呼ばれる極東の島国の出身であり、彼等はそこで代々、大名達に仕える呪い師、いわゆる“修験者”の家系であった。 それ故に一族の者達は皆、精神的にも肉体的にも極めて頑健でエネルギーも高く、努力する、と言う事を当たり前のように実践出来る程高邁な存在であったがそんな彼等に時の政府より西欧列強監視の任務が与えられたのが、今から凡そ百年ほど前の事、それ以来、綾壁家を始めとする幾つかの
    アメージング・ソルジャー [363]
  • 恋愛モラトリアム 第一話 3

     一目で極東の人間であると解る彼の体躯はしかし鍛え抜かれており、また精悍な面持ちのその顔にもホッとする人懐っこさが滲み出ていてどちらかと言えば優男であろう、スクールカーストでも上の下に食い込めるルックスの持ち主であると言っても良い、・・・唯一、そこに不似合いな、大きな向かい傷が付いている事以外は。「ソ、ソーくん。私と相合い傘がしたいのね!?」「いや、そうじゃなくてですね。風邪を引いたら困りますから
    アメージング・ソルジャー [411]
  • 恋愛モラトリアム 第一話 2

    「今日は雨だねぇ〜」「他人事みたいに言ってないで。ほらナナミさん、傘に入って下さい、濡れますよ?」 そんな中、家路を急ぐ一組の男女の姿があったが彼等の内、ナナミと呼ばれた女性の方は少しウィッグの掛かった栗毛色の長い髪に明るいブラウンの瞳、生クリームのように白くて光沢のある肌をした、天真爛漫なお姉さんだ。 がしかし、その服装はと言えばピンクと白のシマシマのTシャツと同じ柄の長めのハイソックス、サスペ
    アメージング・ソルジャー [345]
 

新着官能小説作品

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス