月夜の晩に 16
全部、全部、全部
話してしまった。
「俺、もう、解んない」
泣き枯らした声でぽつりと呟く俺を、秋人はキョトンとして見ていた。
…あ、そうか、忘れてた。男同士だったっけww
気持ち、悪がられるかなあ…まあ…いいや。
もう、いいや。墜ちるならいっそどん底。
だが、秋人はポンッと肩を叩いた。
しかも陽気に、強く。
「…お前、バカ?」
いきなり言われた。
なんだ、そのダメ出し。
「問題、なくね?」
…?
俺がぼんやり見返すと、秋人は眩しいくらいニッコリしてみせた。
「だってさ、葉瑠先輩もお前が好きで、お前も葉瑠先輩が好きなんじゃん。
ならなんの問題があんだよ…素直に好きでたまんないってイヤいい話じゃね?」
いや。
いやいや、でも…。
「疲れる…って、言われたし…」
あー!
友達にこんなグチグチ言う俺って、想像もしてなかった。 なんか、めちゃくちゃ恥ずかしい。
今まで、まともに恋してこなかったツケだ。
あと、まともに、友達も作って来なかったからこういう状況だけでも…。
いっぱいいっぱいです。
そんな俺を見て、秋人はさらに笑った。
話してしまった。
「俺、もう、解んない」
泣き枯らした声でぽつりと呟く俺を、秋人はキョトンとして見ていた。
…あ、そうか、忘れてた。男同士だったっけww
気持ち、悪がられるかなあ…まあ…いいや。
もう、いいや。墜ちるならいっそどん底。
だが、秋人はポンッと肩を叩いた。
しかも陽気に、強く。
「…お前、バカ?」
いきなり言われた。
なんだ、そのダメ出し。
「問題、なくね?」
…?
俺がぼんやり見返すと、秋人は眩しいくらいニッコリしてみせた。
「だってさ、葉瑠先輩もお前が好きで、お前も葉瑠先輩が好きなんじゃん。
ならなんの問題があんだよ…素直に好きでたまんないってイヤいい話じゃね?」
いや。
いやいや、でも…。
「疲れる…って、言われたし…」
あー!
友達にこんなグチグチ言う俺って、想像もしてなかった。 なんか、めちゃくちゃ恥ずかしい。
今まで、まともに恋してこなかったツケだ。
あと、まともに、友達も作って来なかったからこういう状況だけでも…。
いっぱいいっぱいです。
そんな俺を見て、秋人はさらに笑った。
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