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僕の居場所?

[1495]  2010-07-21投稿

『とも兄…仕事は?』

「終わったから来たんだけど?」

そう言って、僕の涙を人差し指で拭った。

次に僕が目を開けた時、天井が目の前にあった。

…と言うか、朝昭の顔があった。

朝昭は僕を真っ直ぐ見下ろしていた。

『ともに……』

僕の声は朝昭の唇で遮られた。
突然のことで理解するまでに時間がかかった。

朝昭の肩を押し、引き離そうとするがビクともしない。

『……ンッ!!……ともっ…に、ぃ…』

僕の口をこじ開けるように朝昭の舌が入っていく。

しばらくして唇が離れた。

『ハァ…ハァ……とも兄…何するんだよ』

息を切らしながら僕が言うと朝昭は微笑んだ。

初めて会ったあの時みたいに。

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