歩く、歩く 7
胸がそわそわして、異様に腹に置かれた感触が気にかかる俺はおかしいんだろうか…。
ネットばっかしていてエロサイトなんかも飽きるくらい見て、知らん女と際どいチャットもしてきたのに一度もこんな風に息がつまるような想いをしたことがない。
それも年上の男相手に。
先輩には申し訳ないけど、この時間が続けばいいと思ってしまう自分がいる。
なんなんだ。
俺は一体なんなんだよ!
漕ぎながら、添えられた手に手を重ねたい。
んなことできるわけない。
でも切ない。
たまらなく切ない…。
けど、無情にも自転車は先輩のうちについた。
「大丈夫ですか」
気遣いながら先輩に触れて変な罪悪感に顔をしかめる
「うん…あんまり…大丈夫じゃない…かも」
吐き出すように呟き、そのままズルッと俺に倒れかかってきた先輩を慌てて受け止めた。
「だ、え、ど、どうしよ」
なんとか先輩を背負って、勝手にポケット漁って鍵を見つけ出す。
チャイム何回も鳴らしてもでないからもう勝手に上がってしまう。
救急車呼んだ方がいいのかとか焦っていたその時、首筋に寝息がかかった。
ネットばっかしていてエロサイトなんかも飽きるくらい見て、知らん女と際どいチャットもしてきたのに一度もこんな風に息がつまるような想いをしたことがない。
それも年上の男相手に。
先輩には申し訳ないけど、この時間が続けばいいと思ってしまう自分がいる。
なんなんだ。
俺は一体なんなんだよ!
漕ぎながら、添えられた手に手を重ねたい。
んなことできるわけない。
でも切ない。
たまらなく切ない…。
けど、無情にも自転車は先輩のうちについた。
「大丈夫ですか」
気遣いながら先輩に触れて変な罪悪感に顔をしかめる
「うん…あんまり…大丈夫じゃない…かも」
吐き出すように呟き、そのままズルッと俺に倒れかかってきた先輩を慌てて受け止めた。
「だ、え、ど、どうしよ」
なんとか先輩を背負って、勝手にポケット漁って鍵を見つけ出す。
チャイム何回も鳴らしてもでないからもう勝手に上がってしまう。
救急車呼んだ方がいいのかとか焦っていたその時、首筋に寝息がかかった。
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