歩く、歩く 19
強引に舌をねじいれて先輩のなかを探る。
抑えが…歯止めが効かない
このままじゃ確実に「友達関係」には戻れない。
でも引き返せない…引き返さない!
嫌がって首をねじってキスを避けようとするから、その首筋に舌を這わせる。
「や…だって!怒るよ、誠司君!」
「先輩…先輩」
悠先輩、大好きだ。
耳元で囁いて、制服のボタンを外していく。
片手で両手を抑えながら。
「だって…僕は…」
戸惑うような、曖昧な目。そんなんじゃやめないよ…
逃げる舌を執拗に追って絡める。
ある一瞬の刻を越えた時、ふっと抵抗がやんだ。
体から力が抜けてパタリと両手がベッドに沈んだ。
「…」
先輩を見つめる。
初めて見る顔だった。
予想していた諦め顔じゃなく、潤んだ目で、赤面している先輩がいた。
「誠司…」
困惑してる声。
不器用で、天然で、冷静で…優しい人。
俺が命懸けで守りたい人。
そうだ、守ってやらなきゃ
甘い、甘いキスをする。
「今だけでいいから…悠、俺のことだけ見て…」
俺たちは初めて、ちゃんと唇を重ね合わせた。
お互いの気持ちが通い合う甘く切ないキスをした…。
抑えが…歯止めが効かない
このままじゃ確実に「友達関係」には戻れない。
でも引き返せない…引き返さない!
嫌がって首をねじってキスを避けようとするから、その首筋に舌を這わせる。
「や…だって!怒るよ、誠司君!」
「先輩…先輩」
悠先輩、大好きだ。
耳元で囁いて、制服のボタンを外していく。
片手で両手を抑えながら。
「だって…僕は…」
戸惑うような、曖昧な目。そんなんじゃやめないよ…
逃げる舌を執拗に追って絡める。
ある一瞬の刻を越えた時、ふっと抵抗がやんだ。
体から力が抜けてパタリと両手がベッドに沈んだ。
「…」
先輩を見つめる。
初めて見る顔だった。
予想していた諦め顔じゃなく、潤んだ目で、赤面している先輩がいた。
「誠司…」
困惑してる声。
不器用で、天然で、冷静で…優しい人。
俺が命懸けで守りたい人。
そうだ、守ってやらなきゃ
甘い、甘いキスをする。
「今だけでいいから…悠、俺のことだけ見て…」
俺たちは初めて、ちゃんと唇を重ね合わせた。
お互いの気持ちが通い合う甘く切ないキスをした…。
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