それぞれの明日 20
12月20日
俺が目覚めて丁度20日。
圭が来なくなって3日。
俺が退院するのはあと5日
体力もついてきたし、もう普通に歩ける時間が延びたし。
勉強は追い付ける。
悠がマメに来ては教えてくれていたから。
圭が来なくなって、3日。
悠が、ノートをしまった。誠司はいない。
俺がそれを指摘すると悠は微笑んだ。
「誠司は心配していたんだよ、君に逢えば僕の気持ちが動くんじゃないかって。でも大丈夫、気づいたんだよ、僕らはそんなんじゃないって」
そんなんじゃない。
そうだ、そんなんじゃない
「結局それはお前を信用してないんだな。
所詮、そんな仲なんだろ」
悠はゆっくりと俺のベッドに腰かけた。
「アキヒト、君は頭がいい…とっても。
でも、一方でとても愚かだね。人は…疑ったり、傷ついたりすることでしか乗り越えられないんだ。
好きだから、苦しいんだ。好きだから、信じたいんだ好きだから…乗り越えられるんだ。
僕は君が好きだ。
だから乗り越えてきたんだよ…君のなかにいつまでも小さな子供が見える。
僕はその子を支えたい。
それは誠司に対するものとは次元が違う。
どちらも大切なんだ」
俺が目覚めて丁度20日。
圭が来なくなって3日。
俺が退院するのはあと5日
体力もついてきたし、もう普通に歩ける時間が延びたし。
勉強は追い付ける。
悠がマメに来ては教えてくれていたから。
圭が来なくなって、3日。
悠が、ノートをしまった。誠司はいない。
俺がそれを指摘すると悠は微笑んだ。
「誠司は心配していたんだよ、君に逢えば僕の気持ちが動くんじゃないかって。でも大丈夫、気づいたんだよ、僕らはそんなんじゃないって」
そんなんじゃない。
そうだ、そんなんじゃない
「結局それはお前を信用してないんだな。
所詮、そんな仲なんだろ」
悠はゆっくりと俺のベッドに腰かけた。
「アキヒト、君は頭がいい…とっても。
でも、一方でとても愚かだね。人は…疑ったり、傷ついたりすることでしか乗り越えられないんだ。
好きだから、苦しいんだ。好きだから、信じたいんだ好きだから…乗り越えられるんだ。
僕は君が好きだ。
だから乗り越えてきたんだよ…君のなかにいつまでも小さな子供が見える。
僕はその子を支えたい。
それは誠司に対するものとは次元が違う。
どちらも大切なんだ」
感想
感想はありません。
「 にゃんこ 」の官能小説
- テイク〜カット! オマケ…響先輩編?
- テイク24 ふわふわ編
- テイク23 涙の告白編
- テイク22 涙の告白編
- テイク21 ライバル登場?編
- テイク20 ライバル登場?編
- テイク19 ライバル登場?編