それぞれの明日 28
それから。
俺はようやく退院して、学校に戻った。
相変わらず取り巻きには囲まれてるが、つい油断して素がでることが多くなった
ヤバい、ヤバい。
でも、前ほど用心していないのも事実だ。
悠と誠司は相変わらず仲良くしてるし、まあほっといてやる。
誠司が万一悠を泣かせたりしたら俺が殺すけどww
そう伝えたら、悠は笑って「大丈夫、自分でやるからね」とかいった。
こえー奴。
さあ、俺はといえば。
圭とは会ったり会わなかったり。
べったり一緒なんてこたないし、したくもない。
とにかくこの距離でいい。
で、今日の俺は墓地にいた
早川先生の墓の前に。
圭が言うには、日記には俺のことの他にも人間関係やいろんな不満や愚痴が書き連ねてあって、俺とのことだけがあれを引き起こした要因じゃない、とは言っていたが…一つの引き金であったことは間違いない。
真新しい墓を見下ろして、真正面に腰を降ろす。
「ごめんな」
しばらくして、立ち上がった。
「俺が死んだ時、傍にいて欲しいならいるからさ…」
小さな花束を置いて、別れを告げた。
許されたいとは思っていなかった。
俺はようやく退院して、学校に戻った。
相変わらず取り巻きには囲まれてるが、つい油断して素がでることが多くなった
ヤバい、ヤバい。
でも、前ほど用心していないのも事実だ。
悠と誠司は相変わらず仲良くしてるし、まあほっといてやる。
誠司が万一悠を泣かせたりしたら俺が殺すけどww
そう伝えたら、悠は笑って「大丈夫、自分でやるからね」とかいった。
こえー奴。
さあ、俺はといえば。
圭とは会ったり会わなかったり。
べったり一緒なんてこたないし、したくもない。
とにかくこの距離でいい。
で、今日の俺は墓地にいた
早川先生の墓の前に。
圭が言うには、日記には俺のことの他にも人間関係やいろんな不満や愚痴が書き連ねてあって、俺とのことだけがあれを引き起こした要因じゃない、とは言っていたが…一つの引き金であったことは間違いない。
真新しい墓を見下ろして、真正面に腰を降ろす。
「ごめんな」
しばらくして、立ち上がった。
「俺が死んだ時、傍にいて欲しいならいるからさ…」
小さな花束を置いて、別れを告げた。
許されたいとは思っていなかった。
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