晴れの日の一日,7
「あら、克巳おかえり。」
母さんの声も耳に入らず、
二階にある自分の部屋に駆け込んだ。
最悪だ。
俺、最低だ。
夏輝さんの事、
兄弟として好きなんじゃなかった。
一人の人間として、
恋愛感情で好きなんだ。
夏輝さんがキスするとき、
夏輝さんが俺意外にキスするのが嫌だった。
夏輝さんにキスなんてされた事もした事もないけど。
兄弟なのに……、
夏輝さんは俺の事、
弟として可愛がってくれてるのに。
それなのに、俺は。
夏輝さんにキスもしたいし、抱きたい。
…抱きたい…。
そう思った瞬間、自身が反応した。
「…最悪……。」
ズボンから取り出し、
上下に擦る。
考えないようにしても、
頭の中は夏輝さんばかり。
「ハァ…夏輝さん…。」
駄目だと分かってる。
夏輝さんでこんな事するなんて。
でも、抱いたらどんな風によがるんだろう、
どんな声で鳴くんだろう、
「ツ………!」
そんな事を考えると、
いくらでも硬くなって、
結局何回抜いたか分からないぐらい夏輝さんで抜いてしまった。
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