俺の生きる意味9
『……っ……っん?』
目が覚めると見知らぬ天井。
周りを見渡すと綺麗な見知らぬ部屋の一角に俺はいた。
『ここ……どこ?』
一人呟くと
「俺の家」
と何処からか低い声が聞こえた。
それと同時に奥の部屋から青年が出てきた。
北斗 蒼星だ。
「よく寝てたな。腹殴ったからもう起きないかと思ったよ。」
そう言いながら俺の隣りに来た。
『てめぇー!!』
蒼星に殴りかかろうと体を起こすが腹に力が入らず途中でバランスを崩しかけた。
しかし、すっと背中に蒼星の腕が入り込んだ。
自然と顔が近付く。
いつ見ても綺麗な顔だ。
「まだ無理するな。早死にするぞ。」
至近距離でかけてた眼鏡を外しながら喋る。
妙なドキドキを覚える。
それを打ち消すように話しかけた。
『ってかなんかキャラ違うくない!?』
俺がそう言うとさらに顔を近付けニコッと笑った。
「俺、実はこういうキャラだから。」
そう言って、俺にキスをしてきた。
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