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snow love 68

[3088]  輪廻  2010-08-24投稿
――りつ………律子――――


「律子!!」


体が床に張り付いたように動かない。
しかし律子はうっすら瞼を開けた。


「くら………ま……く…ん」


「!!律子!どうしてこんな…美月は、澄越は!?なにがどうなってるんだ…!」


「たい……く…か…ん」


「!?」


「せん…せ…たす…け………て」


律子はゆっくり瞼を閉じた。
倉真は自分の上着をかけてやり、
律子の体を覆った。


助けと救急車を呼ばなくては、
律子が危険な状態だ。


そして、
(美月…!)


体育教官室では、氷牟田が律子を追い詰めていた。

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