snow love 71
「!!あんたは……。そうか、
百合原のやつか!あいつ、
澄越のには俺にから言うとあれほど…!
面倒なやつだ」
美月は開かない瞼を、全身の力を振り絞ってうっすら開けて、氷牟田に話しかけている人物に目をやった。
体育館の照明が眩しく、逆光で何も見えない。
「!警察と救急車もすでに…。まぁ俺が見つかる事はないが…。体育館に残っているやつらには足止めになってもらうとしよう」
美月は話を聞こうと意識を傾けたが、
頭ががんがんと鳴り、会話がほとんど耳に入らない。
「…………分かった……くそ……………先生、次に逢うときはもっともっといやらしい躯になっててくださいね?」
氷牟田は美月の顔をぐっと持ち上げて、
悔しそうに一瞥し、体育教官室から急いで出て行った。
先ほどの人物ももういない。
―――協力者だ…………。氷牟田くんには…………誰か協力者がついてたんだ………誰か…――――――――
―――――――つき………美月…美月…美月………――――
「美月ぃ!!!」
「!!!」
「美月っ!!」
「倉真……くん?」
百合原のやつか!あいつ、
澄越のには俺にから言うとあれほど…!
面倒なやつだ」
美月は開かない瞼を、全身の力を振り絞ってうっすら開けて、氷牟田に話しかけている人物に目をやった。
体育館の照明が眩しく、逆光で何も見えない。
「!警察と救急車もすでに…。まぁ俺が見つかる事はないが…。体育館に残っているやつらには足止めになってもらうとしよう」
美月は話を聞こうと意識を傾けたが、
頭ががんがんと鳴り、会話がほとんど耳に入らない。
「…………分かった……くそ……………先生、次に逢うときはもっともっといやらしい躯になっててくださいね?」
氷牟田は美月の顔をぐっと持ち上げて、
悔しそうに一瞥し、体育教官室から急いで出て行った。
先ほどの人物ももういない。
―――協力者だ…………。氷牟田くんには…………誰か協力者がついてたんだ………誰か…――――――――
―――――――つき………美月…美月…美月………――――
「美月ぃ!!!」
「!!!」
「美月っ!!」
「倉真……くん?」
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