痴漢セールスマン???
夏祭り。
神社の境内にはズラリと出店がたち並んでいる。
私は三人の子達を三連式のベビーカーに乗せ、ミィちゃんとミィちゃんのお母さんも含めた6人で散策していた。
二人とも浴衣姿が堪らなく素敵で、男達が擦れ違う度に反応し、振り返る。
髪をアップにしてうなじがソソルなあ、ミィちゃん… 子供を産んでも体型が崩れるどころかますます色っぽくなっちゃって… 家に帰ったら浴衣姿のまま一発やったろ?
それにしてもミィちゃんのお母さんは若々しくて美人だなあ… 紺色の薔薇模様の浴衣が似合ってらあ? 間違いなくミィちゃんはお母さん似だあ?
「ゴロちゃんゴロちゃん? 金魚すくいやろ? デメキン欲しい〜 」
ミィちゃんが私の袖を引っ張る、なんとなく幸せを感じる私。
「デメキンが好きなの? 」
「うん、昔からデメキンが一番好き?」
デメキンって、見た目が良いとは言えないよなあ… 男の趣味と同じだったりして?
「ゴロちゃんお願い、二匹欲しい? 」
「二匹で良いの? 」
「なんだかゴロちゃん自信有りげ? 金魚すくい得意だったりして? 」
「ふふん、まあね? 」
一回400円だった、代金を支払ってスタンバイオッケー。私はあっという間にデメキン二匹をゲットした。
「きゃあぁ、ゴロちゃん凄ぉーい? 手捌きが見えなかったあ? 」
「まだ取れるけど、どうする? 」
「じゃあ、小さい金魚を三匹? 」
「もしかして子供達? 」
「うん、家族みたいで楽しそう? 」
「そっか? じゃあ、あと三匹すくうかぁ? 」
その時、背後から咳払いが聞こえた。ミィちゃんのお母さんだ。
「あたしゃ、のけ者かいな?? 」
「あ?… お母さんと、えと、お父さんも入れて残り五匹ですよね? 」
「あやつは入らん? あと四匹で充分? それからお母さんって呼ぶなっていつも言ってるでしょ? 早苗ちゃんって呼ぶように?」
「あ、はい? 」
「いい年してちゃん付けはないでしょ、お母さん? 」
「うるさいよ未来、お友達もみんな自主的に早苗ちゃんって呼んでくれてるんだからね? 」
「はいはい? 」
取り敢えず私は残りの四匹をすくい、お二人の拍手喝采を戴いた。
その時はまだ、ミィちゃんに忍び寄ろうとしている邪悪な強姦魔達の存在に気づけないでいる私であった。
神社の境内にはズラリと出店がたち並んでいる。
私は三人の子達を三連式のベビーカーに乗せ、ミィちゃんとミィちゃんのお母さんも含めた6人で散策していた。
二人とも浴衣姿が堪らなく素敵で、男達が擦れ違う度に反応し、振り返る。
髪をアップにしてうなじがソソルなあ、ミィちゃん… 子供を産んでも体型が崩れるどころかますます色っぽくなっちゃって… 家に帰ったら浴衣姿のまま一発やったろ?
それにしてもミィちゃんのお母さんは若々しくて美人だなあ… 紺色の薔薇模様の浴衣が似合ってらあ? 間違いなくミィちゃんはお母さん似だあ?
「ゴロちゃんゴロちゃん? 金魚すくいやろ? デメキン欲しい〜 」
ミィちゃんが私の袖を引っ張る、なんとなく幸せを感じる私。
「デメキンが好きなの? 」
「うん、昔からデメキンが一番好き?」
デメキンって、見た目が良いとは言えないよなあ… 男の趣味と同じだったりして?
「ゴロちゃんお願い、二匹欲しい? 」
「二匹で良いの? 」
「なんだかゴロちゃん自信有りげ? 金魚すくい得意だったりして? 」
「ふふん、まあね? 」
一回400円だった、代金を支払ってスタンバイオッケー。私はあっという間にデメキン二匹をゲットした。
「きゃあぁ、ゴロちゃん凄ぉーい? 手捌きが見えなかったあ? 」
「まだ取れるけど、どうする? 」
「じゃあ、小さい金魚を三匹? 」
「もしかして子供達? 」
「うん、家族みたいで楽しそう? 」
「そっか? じゃあ、あと三匹すくうかぁ? 」
その時、背後から咳払いが聞こえた。ミィちゃんのお母さんだ。
「あたしゃ、のけ者かいな?? 」
「あ?… お母さんと、えと、お父さんも入れて残り五匹ですよね? 」
「あやつは入らん? あと四匹で充分? それからお母さんって呼ぶなっていつも言ってるでしょ? 早苗ちゃんって呼ぶように?」
「あ、はい? 」
「いい年してちゃん付けはないでしょ、お母さん? 」
「うるさいよ未来、お友達もみんな自主的に早苗ちゃんって呼んでくれてるんだからね? 」
「はいはい? 」
取り敢えず私は残りの四匹をすくい、お二人の拍手喝采を戴いた。
その時はまだ、ミィちゃんに忍び寄ろうとしている邪悪な強姦魔達の存在に気づけないでいる私であった。
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