妄、想なんです 13
こんなこと、本当に現実である筈がない。
頭のなかであれほど、無理矢理汚した小早川が…自ら僕に犯されたがる、なんて
僕の上に跨がって、爛々と輝く目で見下ろしている。
黒いブラウスのボタンを外していく…。
僕は魔法にかけられたように微塵も動けない。
小早川は微笑したまま、はだけた身体を淫らな動作で押し付けた。
「ね…俺をこんな風にした…?頭のなかで、した?
英士…ねえ?」
全身に鳥肌立つような淫靡な声で耳元をくすぐる。
目の前に顔がある。
可愛いと形容される顔。
でも今は美しい。
この世のものとは思えないくらい綺麗だ。
瞬きしない目に僕が映っている。
怯えてるのか? 僕は。
唇が重なってきて、僕は金縛りから解けた。
全身を走り抜けたのは
純粋な欲望。
この美しい、黒い生き物に対しての
凶暴なまでの、欲情…。
頭のなかであれほど、無理矢理汚した小早川が…自ら僕に犯されたがる、なんて
僕の上に跨がって、爛々と輝く目で見下ろしている。
黒いブラウスのボタンを外していく…。
僕は魔法にかけられたように微塵も動けない。
小早川は微笑したまま、はだけた身体を淫らな動作で押し付けた。
「ね…俺をこんな風にした…?頭のなかで、した?
英士…ねえ?」
全身に鳥肌立つような淫靡な声で耳元をくすぐる。
目の前に顔がある。
可愛いと形容される顔。
でも今は美しい。
この世のものとは思えないくらい綺麗だ。
瞬きしない目に僕が映っている。
怯えてるのか? 僕は。
唇が重なってきて、僕は金縛りから解けた。
全身を走り抜けたのは
純粋な欲望。
この美しい、黒い生き物に対しての
凶暴なまでの、欲情…。
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