さよならは五分前 17
「…っ」
唇を噛まれて、引いた。 冷たい、貫く目。
「俺は…そういう趣味はないんですけどね」
努めて冷静に言う簓…だが顔は青ざめている。
海斗は唇を歪めた。
「ふん」
自分にそんな一面があるとは思わなかった。
無理やり押さえつけ、唇を首筋に這わせた。
「っっ」
嫌だ、と突き飛ばそうとする両の手首を片手で抑えつける。
華奢とはいえ、男だ。 本気で抵抗されれば恐らく…。
海斗はパッと簓のモノに手を伸ばし軽く上下させた。
「あ!!!」
驚く簓を無視して強引に続ける。
正常な男なら一週間以上も何もしていない状態で触られれば…。
「や…ぐらさっ…だ…」
真っ赤になって、背中がのけ反る。
激しく抵抗していた腕が一瞬へなり、と力が抜ける。
「感じてるじゃないか」
囁くと、耳まで赤くなる。
「ま、待って、なんで…」
自棄だ。
単なる。
それ以外に何がある?
綺麗な指をくわえてやる。
「っあ」
可愛い。
反応がいちいち初々しい。まだ経験が浅くて、しかも受け身でされたことなんかない筈だ。
唇を噛まれて、引いた。 冷たい、貫く目。
「俺は…そういう趣味はないんですけどね」
努めて冷静に言う簓…だが顔は青ざめている。
海斗は唇を歪めた。
「ふん」
自分にそんな一面があるとは思わなかった。
無理やり押さえつけ、唇を首筋に這わせた。
「っっ」
嫌だ、と突き飛ばそうとする両の手首を片手で抑えつける。
華奢とはいえ、男だ。 本気で抵抗されれば恐らく…。
海斗はパッと簓のモノに手を伸ばし軽く上下させた。
「あ!!!」
驚く簓を無視して強引に続ける。
正常な男なら一週間以上も何もしていない状態で触られれば…。
「や…ぐらさっ…だ…」
真っ赤になって、背中がのけ反る。
激しく抵抗していた腕が一瞬へなり、と力が抜ける。
「感じてるじゃないか」
囁くと、耳まで赤くなる。
「ま、待って、なんで…」
自棄だ。
単なる。
それ以外に何がある?
綺麗な指をくわえてやる。
「っあ」
可愛い。
反応がいちいち初々しい。まだ経験が浅くて、しかも受け身でされたことなんかない筈だ。
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