アイのカタチ02
(カテゴリ→恋愛に変更)
唇が解放された途端、私は叫んだ。
「やめて!いやぁあ!」
「うるさいよ」
「ん!助けてっ!!」
服の上から突起物を舐められる。それは何だか物凄くエロチックに感じたが、私の中では恐怖しか無かった。
「気持ち悪い!やだーーっ」
バシンッ!
頬に熱い痛みが走った。殴られたのだとわかる。
「うるさい!!黙れよ!!殺すぞ!!」
嘘のように優しい口調が剥がされ、私は震えた。
「ひ……」
「お前は黙って喘いでろ!!」
「ぅ、あぁ!痛い!」
思い切り乳首に噛み付かれ、涙が出そうになる。動かない身体を動かそうと必死になるが、私を繋いでいる鎖だけがジャラジャラと音を立てる。
「! ごめんね!大丈夫!?」
男の声は慌てふためいている。突然私の暗黒の視界は晴れ、眩しいくらいの光が目に入る。その光は眩しすぎてしばらくは目を閉じ、慣れてからまた目を開く。
「え」
目の前で泣きそうな顔をしていたのは、雑誌から出てきたのかというくらい綺麗な男の子。意外すぎて思わずジロジロ見てしまった。
「ごめんね、ごめんね、あぁ、血が出てるね」
彼はそっと私の乳頭を口に含んだ。
「ッ」
痛い。のに気持ちいい…? 何この気持ち。私、どうしちゃったの?
彼はピチャピチャと赤子のように吸い付きながら、残りのボタンを外していった。全てのボタンを外し終え、お腹や胸元が涼しくなる。
「綺麗だ」
ジュン、と蜜壺が熱くなった。なんて現金な女、あんなに嫌がっていたのに相手が美青年だと認識した途端こんな淫らな行為を受け入れるなんて。
恥ずかしくて顔を背けると、テレビが目に入った。どうやらここは彼の部屋らしい。
「いっぱい愛してあげるね」
耳元で囁いた彼の手が次に向かう場所は……
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