トライアングル 9
静瑠。
冷たいように見えるその端正な容姿。
身長175
学力、極めて良し
性格 案外天然
視力 かなり悪し
声 高くも低くもない 恋愛 奥手
全部知ってるぜ。
初恋も、将来の夢が小説家ってことも。
女の子にわりとモテる癖して本人は気づかない。
俺の自慢の友達だ。
そうだ、誇れる「友達」
さあ、つこう。
いまから嘘をつくよ、お前が好きだから。
一世一代の、より真実に近い嘘をつく。
「連理が好きなんだ」
ついさっき思い付いた。
さあ、どうする?
静瑠はギョッとして、椅子から飛ぶように立ち上がった。
「え?好きって…」
「好きなんだ、友達としてじゃなく」
冷静に考えれば、どうしてそれで静瑠を避けるのか脈絡ないが、やっぱりそんなことはぶっ飛んだ。
「だから最近連理とばっかり一緒にいるんだ。そばにいたいからな」
悪いな、連理。
お前の言うように俺、頑張ってるぜ。
「…嘘だ」
「お前が気持ち悪がるかなと思って言えなかった。お前に嫌われたくなくて避けてた」
「れ、連理は知ってるの」
「うん。けど本気だと思ってない。アイツなんでも茶化すからな」
冷たいように見えるその端正な容姿。
身長175
学力、極めて良し
性格 案外天然
視力 かなり悪し
声 高くも低くもない 恋愛 奥手
全部知ってるぜ。
初恋も、将来の夢が小説家ってことも。
女の子にわりとモテる癖して本人は気づかない。
俺の自慢の友達だ。
そうだ、誇れる「友達」
さあ、つこう。
いまから嘘をつくよ、お前が好きだから。
一世一代の、より真実に近い嘘をつく。
「連理が好きなんだ」
ついさっき思い付いた。
さあ、どうする?
静瑠はギョッとして、椅子から飛ぶように立ち上がった。
「え?好きって…」
「好きなんだ、友達としてじゃなく」
冷静に考えれば、どうしてそれで静瑠を避けるのか脈絡ないが、やっぱりそんなことはぶっ飛んだ。
「だから最近連理とばっかり一緒にいるんだ。そばにいたいからな」
悪いな、連理。
お前の言うように俺、頑張ってるぜ。
「…嘘だ」
「お前が気持ち悪がるかなと思って言えなかった。お前に嫌われたくなくて避けてた」
「れ、連理は知ってるの」
「うん。けど本気だと思ってない。アイツなんでも茶化すからな」
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