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トライアングル 16

[1002] にゃんこ 2011-02-19投稿
連理が多少、イラついたように俺をみて、ため息をついた。

「傷つくなー、俺」

「だからごめんって。でも静瑠、お前が冷たいとかそんな風には思ってないから安心しろよ」


…あり?

…な、なにコイツ。


唐突に、連理が俺を抱き締めた。

なに、え?

「…よしよし。じゃあ俺が本当に付き合ってやっから泣くな」

「泣いてねえwwあほか」

「…だってさ…お前、本当はすげえ辛い筈なのに笑ってっから。
そういうとこ、前から尊敬してたんだぜ」

…ちょっとまて。

マジに泣かせにかかってんのか?

「俺なら受け止めるよ」

「バカいうな」

パッと体を離して「えへ〜だって俺、男の子でもいけちゃうのよ」

とか言いやがった。

「それ、マジに?」

「うん、マジに。だってなんで男女限定じゃなきゃなんないのよ、世の中。色んなやつと恋すんのは当然じゃーないですかww」

「…お前みたいに単純ならなあww」

連理はワハハと笑って、俺の頭を撫でた。

「ほーんと、可愛いね〜君たち純情少年は。
恋愛に四苦八苦なんて俺の柄じゃないけどさ、来るものは拒まず…」

パッと、不意討ちで連理が俺の頬にキス!

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