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トライアングル 33

[1147] 32の更新が遅いのでもしやカテゴリー間違いかと不安なにゃんこです 2011-03-05投稿
さっき連理を好きになりたいと嘯いた癖に

静留が訪ねてきたことで明らかにテンパッてる俺。

居ても立ってもいらんないから、情けなくも…

俺は

跡をつけたんだ。

言い訳はしない。
卑怯だし、女々しいし


何しに来たんだろう?

俺は走って追っかけた。
どうせ行くとこは限られてる…近くの公園だ。
小さい公園だから人目にもつかないし。



並んだ後ろ姿が見えた。
少し離れてるだけだが、妙に隔たりを感じる。

寒さに背中丸めて歩くのが連理。
こんな時でもシャキッと姿勢の正しい静留。

愛しいと感じたくないのに胸が痛い…痛いんだ。

あー!!!!

もうイラつく!!

本気で思う。
恋愛という感情なんかなきゃあいいんだあ!!

案の定2人は公園に入っていった。

連理は真っ直ぐベンチに座る。真横に静留。

これは好都合だ。

道を背にするからまず気づかれないうえに植え込みがあるから、万一こちらを見てもわかるまい。

俺は二人の背後に近づき息を殺した。

そんな自分を軽蔑しつつ。
「話って、なあに?」

連理の軽い口調。
思うよりハッキリ聞こえてギクッとなる。

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