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ピアノ教師ひとみ40

[1666] 優斗 2011-03-07投稿
優斗は壁にレイアウトされているグッズの前に立ち、手伽とロープを持って来た。

手伽をひとみの両手にはめている間、ひとみはジッと、自分の手をみていた。

手伽にロープが通され、優斗はロープの一端を天井のむき出しの梁に投げ通した。

ロープをリズム良く引く低い音。
だんだんと張られたロープはひとみの手を持ち上げ、正座したまま腕が天井へ伸びた姿勢になった。

ひとみは頭を後ろへ倒し、目を閉じた。

優斗はソファへ座り直し、ひとみを眺めた…

腕が持ち上げられたせいか、胸が持ち上がり形良く、美しい眺めだった。
『ひとみ、綺麗だよ』
『そう…?、もう33よ…』
『いや、昔と変わらない。綺麗だ。』
『ありがとう』

『目隠しがあったな、してあげよう』
『したことないわ』

『そうだね。ひとみはジッと見つめるタイプだからね。』
『はい。自分がどうされるか見ていたいから…』

優斗はひとみの髪に優しく整えながら、アイマスクをつけた。

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