クレイジーキャット 3
連理が優しく髪を撫でる。
「鬱陶しいなあ」
不機嫌そうに手を払いつつも、本気じゃない…といえば、この関係も本気なんだかわかんない。
なんつう曖昧な関係。
「ちゅ〜して」
連理が唇突き出してくる。
「ったく」
キスしながら、なんでこうなったかをまた、考えてる
傷の舐め合い?
かたや古傷を癒すため。
かたや、長年の片思いを忘れるため…。
それだけ…だよな?
そうだよな。
静留とは至って普通のお友達に戻った。
あのあと俺が謝ると、静留は泣きながら何度もごめんなさいと、良かったを繰り返した。
それ、言われる度に痛かったけど…。
今は?
痛いよ、確かに、けど…舐め合いが効いてるかも。
連理…綺麗な男。
男って言うにはまだ少年だけどさ、大人っぽい。
バカばっか言ったりやったりすんのに、いざって時は俺より段違いで大人。
「なあ」
呼ぶと連理が振り向いた。
「ん〜?」
「女の子と遊ぶ方が楽しいんじゃねーの?」
いやあ、と寝返りうって、
「お前が好きだから」
え?
…はあ??
連理はニッコリした。
俺は…ビックリした。
…はあ…?
「鬱陶しいなあ」
不機嫌そうに手を払いつつも、本気じゃない…といえば、この関係も本気なんだかわかんない。
なんつう曖昧な関係。
「ちゅ〜して」
連理が唇突き出してくる。
「ったく」
キスしながら、なんでこうなったかをまた、考えてる
傷の舐め合い?
かたや古傷を癒すため。
かたや、長年の片思いを忘れるため…。
それだけ…だよな?
そうだよな。
静留とは至って普通のお友達に戻った。
あのあと俺が謝ると、静留は泣きながら何度もごめんなさいと、良かったを繰り返した。
それ、言われる度に痛かったけど…。
今は?
痛いよ、確かに、けど…舐め合いが効いてるかも。
連理…綺麗な男。
男って言うにはまだ少年だけどさ、大人っぽい。
バカばっか言ったりやったりすんのに、いざって時は俺より段違いで大人。
「なあ」
呼ぶと連理が振り向いた。
「ん〜?」
「女の子と遊ぶ方が楽しいんじゃねーの?」
いやあ、と寝返りうって、
「お前が好きだから」
え?
…はあ??
連理はニッコリした。
俺は…ビックリした。
…はあ…?
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