クレイジーキャット 26
大丈夫だよ
その言葉に励まされるも、やはりメールも電話もない
俺と庄野がキスしてるのを見たんだろうか?
見たにちがいない。
連理は青ざめて、目に見えて具合の悪そうな顔をしていた。
「連理…」
なんとか話をしようと近づくと、無言で席を立ち、消えてしまう。
もう、ダメなのか?
俺を見切ったのか…?
自分自身でさえ、見切りをつけたいくらい情けなかった。
罠だと知っていて行った。
アイツを心底嫌いなのに、アイツの言うようにやはりどっかで…心の薄暗い部分で惹かれていたんだ。
命を落とすとわかっていても、篝火に近づき燃えてしまう蛾のように。
それなら、長いことアイツに毒され続けた連理は?
俺より遥かに断ち切るのが難しいに違いない。
信じよう。
連理は俺が好きだ。
体がアイツに反応したとしても心とは裏腹だと今は理解できる。
いつか、無理やりでも捕まえて話をしよう。
しなくては。
俺は連理が好きなんだ。
誰より、何より好きなんだ
だから、壊れたりしない。引っ掻き回されるのはもうごめんだ!
その言葉に励まされるも、やはりメールも電話もない
俺と庄野がキスしてるのを見たんだろうか?
見たにちがいない。
連理は青ざめて、目に見えて具合の悪そうな顔をしていた。
「連理…」
なんとか話をしようと近づくと、無言で席を立ち、消えてしまう。
もう、ダメなのか?
俺を見切ったのか…?
自分自身でさえ、見切りをつけたいくらい情けなかった。
罠だと知っていて行った。
アイツを心底嫌いなのに、アイツの言うようにやはりどっかで…心の薄暗い部分で惹かれていたんだ。
命を落とすとわかっていても、篝火に近づき燃えてしまう蛾のように。
それなら、長いことアイツに毒され続けた連理は?
俺より遥かに断ち切るのが難しいに違いない。
信じよう。
連理は俺が好きだ。
体がアイツに反応したとしても心とは裏腹だと今は理解できる。
いつか、無理やりでも捕まえて話をしよう。
しなくては。
俺は連理が好きなんだ。
誰より、何より好きなんだ
だから、壊れたりしない。引っ掻き回されるのはもうごめんだ!
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