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クレイジーキャット 35

[1124] にゃんこ 2011-03-18投稿
しーずーるうぅ〜!!!

守護天使こと静留は、焦って俺に手を合わせた。

「ごめん〜、だって琉聖に言うと絶対バレちゃうだろ…顔に出やすいし単純だし…案外ほら、誘惑に弱いわけで」

連理は言った。


「賭けはフェアじゃなきゃ意味ない。だから俺と碧の賭けを琉聖には言えなかった。まあ、言えばすぐに碧にバレるしな」

…ふ

ふたりして俺を…なんだと思ってんだあああ!

「ま、そんなとこだね。僕としては楽しかったよ」

ぶん殴る、と反射的に振り向くと

そこには清々しく笑う庄野がいた。

最低野郎、陰険野郎、淫乱野郎

そのくせ、とびっきりの綺麗な笑顔で笑うヤツ。

連理がコイツに惚れた理由がわかった。

完っ全に病んでるし、ヤナヤローだが…子供みたいなとこがあるんだ。

連理が俺をつついた。

「碧に惚れんなよ」

へ?

連理は頭をかいた。

「俺がずっと怖かったのは…お前が碧に惚れんじゃないかってことだった。
お前、初めてあった時から碧に惹かれたろ?
大抵、コイツに反感を感じるとこから始まるんだ…反感は関心だからな」

自分がそうだったから、わかるんだろう。

俺は笑った。

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