マジかww 2
「おま最近なに聴いてるか言ってみ?ナルナル」
「俺?俺は…バンプと〜サカナクションと〜ポルノグラフィティと〜」
チッチッチ、とカズは舌を鳴らした。
「ふん、そりゃよかろう。だが時代は今、トイレの神様だぜ」
「お…おっそ!!!微妙におっそ!!!」
「トイレにはあ〜それはあ〜それはあ綺麗なあ〜…俺は思ってるよナルナル」
急にしんみりするカズ。
くるっと振り向いて爽やかに微笑んだ。
「トイレに綺麗な女神さまがいたら…いろんな意味で萌える…違うか?」
さ、爽やかさ欠片もなし!
「いや、確かにな。つうか俺は今まで散々言ったぞ…ナルナルは、やめろ」
カズは指先を俺にロックオンした。
「奈留なんてドキュンネームがニックネーム選べると思ってんのか?
下手すりゃあれだ、ナルミンとか、鳴門海峡とか、だってばよ、とか呼ばれているところだぞ?」
…ち、確かにな…。
「ナルナルなんて可愛いじゃないか。
女子どもから「ナルナルう〜」とか言われてうらやましすってな」
言われてねえよ!
カズはニマッと笑いながら俺の肩を引き寄せた。
「そーいやあ、今日俺んち寄れよ…いいブツ仕入れたぜ」
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