セタンスクレ28
「犬みたいに所長に対してシッポ振りまくってたあいつが、それも急に何でなのか…って」
「…そんなの…俺が聞きた…」「ま。
…ねぇ所長、それはあなたがよく知ってるんじゃないですか?」
「…え?」
「俺はあなたじゃないんで、分からないですけど」
言いながら俺はわざと意味ありげに笑った
「俺じゃない…?俺…?」
ああ、じれったいな
「ええ。あなたの気持ちなんて、分からないです」
沈黙
所長は黙りこくって…
「…っ!」
あらら。真っ赤。
まさに『ボッ』て感じ
ここまで言わないと
分かんないなんて重症だな
「…って、うわ!」
ガタンとデカイ音を立てて机が揺れた
ついでにその上に置かれてた食器も。
「え?所長?」
所長は何やら上着を拾い帰り支度を始めだす
「悪いが先に出る」
「えぇ!今?!…や、てか…俺何も食ってないっす!」
「払っとくからお前はゆっくり食ってろ!」
うわぁ。何その男前。
いや、確かに俺の予想通りの結果だけどね
まさかあんなソッコーで突っ走るなんて…てかさ
「…この量独りで食うの?」
どんな悲しい図だそれは。
「はぁ、全く…」
(…ま、こんぐらいしてもバチはあたんねぇだろ)
手慣れた動きで携帯を開く
「……と、よし。送信。」
「…そんなの…俺が聞きた…」「ま。
…ねぇ所長、それはあなたがよく知ってるんじゃないですか?」
「…え?」
「俺はあなたじゃないんで、分からないですけど」
言いながら俺はわざと意味ありげに笑った
「俺じゃない…?俺…?」
ああ、じれったいな
「ええ。あなたの気持ちなんて、分からないです」
沈黙
所長は黙りこくって…
「…っ!」
あらら。真っ赤。
まさに『ボッ』て感じ
ここまで言わないと
分かんないなんて重症だな
「…って、うわ!」
ガタンとデカイ音を立てて机が揺れた
ついでにその上に置かれてた食器も。
「え?所長?」
所長は何やら上着を拾い帰り支度を始めだす
「悪いが先に出る」
「えぇ!今?!…や、てか…俺何も食ってないっす!」
「払っとくからお前はゆっくり食ってろ!」
うわぁ。何その男前。
いや、確かに俺の予想通りの結果だけどね
まさかあんなソッコーで突っ走るなんて…てかさ
「…この量独りで食うの?」
どんな悲しい図だそれは。
「はぁ、全く…」
(…ま、こんぐらいしてもバチはあたんねぇだろ)
手慣れた動きで携帯を開く
「……と、よし。送信。」
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